６０歳代　最後のチャレンジ

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ウイールマン

2016年09月18日ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

６時間ほどのフライト後、カウアイ島に到着。

早速みんなで荷物を引きずりながら、レンタカーを取に行く。
今回は３家族なので、レンタカーは２台準備。

しかしこれがまた時間がかかる。

さすが南国ハワイ。

此処にはせかせかした人など一人もいなく、皆のんびりしているのだ。

心地よい南国の風に吹かれながら、
荷物の上に座り込み、クライムの作戦など練ろうかと思いきや、眠たくなってくる。

ボーっとしてたら、誰かが話しかけてきた。

大きなバイクのスーツケースを見て、レンタカーのスタッフが話しかけてくる。
仕事もしないで、ぺちゃくちゃ話始める。

なんとこの方もバイクを乗るらしい。
この中にはどんなバイクが入ってるのかと？

こちらもいい加減に返事を始めるが、やっと準備が出来たみたいだ。

２台の車に便乗し、これでレントした家に行くかと思いきや、
これからコストコに買い物に行くという。

勿論そんな買い物は大っ嫌い！

行きたくないので、車の中の荷物の見張をするといい、車の中に残り居眠りを。

暫くすると、皆が昼飯のホットドッグをもってきた。
ハワイのホットドックはハワイ式と思いきや、何とアメリカの何処にでもあるもの。

やはりハワイもアメリカなのだ。

美味しい？ヒル食の後、やっとその家に向かう。

家に着いた後、誰がどの部屋をとるのかを協議始める。

まあ大きな家で、ベッドルームも十分あるので、そんなことはどうでもいい。

ただスーツケースに入れた、バイクが気になる。

ダメージしていないだろうか、ばらしたパーツがうまく組み立てられるだろうか。

スーツケースを開ければ、バイクのダメージは無し。　

さすがトップクラスのバイクスーツケース。

組み立てを始めるが、ものの１０分で終了。

これで準備万端だ。

今夜の夕食など、あの勝手な連中に任せておけばいい。

明日は、セットしたばかりのクランクのテストライドを兼ねて、ちょっとだけ、あそこまで試運転に行くように、一人準備を始める。

ハワイとＬＡとの時差は３時間。

翌朝５時ころから目が覚める。　外はまだ暗いがＬＡではもう朝の８時。

寝坊どもはまだ寝てるが、一人起き始めコーヒーなど沸かし始める。

もういてもたってもいられない。

バイクに乗りたい。　南国の風になって走りたい！

皆が起き始めるのを待って、これからテストライドに行くといい走り始める。

ワイメア渓谷に行く道は全て、検索さくして頭に叩き込んでいる。
しかし行き方はわかるが、道路状態はわからない。

バイクに乗るときは、道路の舗装状態を見極めなくてはいけない。

新しい舗装はすべりゃすいし、古い舗装は穴ぼこだらけで危険極まりない。

大きな穴に前輪を突っ込んだら、バランスを崩し転倒する。

一つ道路状態を見に行こうと走り出す。

周りは南国独特の畑が続く。

パイナップル畑や、サトウキビ畑。それに心地よい南国の風がふいている。

これは気持ちがいいものだ。

南国の風になって何処までも、田舎道を走って行こうと走り出した！

走り出した途端、今日は調子がいいのか足がよく回る。
もしかしたら新しくセットしたギヤがあってるのか、、、、

いつまでもこのスピードで走れるような気がした。

上手くいけば、このままワイメア渓谷を登りきれるのではないかと思い始める。

せめて渓谷の入り口まで行ってみようか？

入り口までは往復５０キロくらい。

そのくらいの距離は、今日の調子では問題ないはずだ。

ハワイアンソングを口ずさみながら、カウアイ島のハイウエイをひたすら。

ポイプーからハナペペの街を抜け、ワイメアの村に近づく。

そしてあのワイメア渓谷が見え始めた。
最初の計画では、此処で引き返すはずだったが、、、

そびえたってる渓谷の坂を見たら、ムラムラと闘志がわいてくる。

何かこちらに挑戦してくるような、ここでもう引き返すことはできない。

今日はとても調子が良い。

それならばと何が起きるのか考えもせず、登り始めてしまった。