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人生いろは坂

魚が煮えている 

2016年09月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 魚が煮えている。この衝撃的な言葉は、私が勤めている下津井地区の有名な料理屋さんの
店主の言葉だった。

 この衝撃的な表現は、今の地球環境を如実に表現していて面白い。と言うよりは、実に
深刻な問題でもある。いま瀬戸内海は、海水温の上昇、河川から流れ込む水の減少、小雨
海砂の大量採取など、様々な要因によって海の環境が劇的に変化している。

 その結果、資源である魚が次第に減少し、先の店主によると、魚の質まで変化している
のだとの事だった。長年、包丁を握って魚と向き合って来た人が、そう言うのだから
間違いはないだろう。

 先人達が、様々な資料に書き残した、大量に捕獲された時代、しかも瀬戸内海の魚は旨いと
いう評判は、今後どのように変化していくのだろうか。

 それほどまでに、私たちを取り巻く地球環境は劇的に変化し続けている。その結果、あり
得ない減少が、今年の夏は続いた。海水温の上昇によって日本近海で台風が発生するという
想像だにしなかったことが、ごく当たり前のように頻発し始めている。

 海水温の上昇は、閉鎖的な海域である瀬戸内海だけの現象ではなかった。日本列島の外海に
まで及んでいるのだ。今や台風の発生海域は、赤道直下だけではなく、日本近海にまで北上して
いる。

 その結果、列島を北上した台風が通り過ぎることはあっても、そのまま北海道に上陸など
あり得ないことが、ごく当たり前のように生じ始めた。

 台風のたどるコースも混乱を極めている。八丈島周辺で発生したものが沖縄近くまで行き
そこでUターンして、今度は一気に北上するという珍しい現象が生じた。

 あのスーパーコンピュータ「京」が、何年か前にシュミレートした今後の気象予測に良く
似ている。

 そればかりではない。あの永久凍土帯と言われた地域の凍土が溶け続けている。この永久
凍土帯が溶けると言うことは、大量のメタンガスが放出されることになる。

 メタンガスは、温室効果の元凶だと言われている二酸化炭素より遙かに保温効果が高い。
これらが大量に発生することになれば、地球の温暖化は、加速度的に進むのではなかろうか。

 こうした自然界の大きな変化は人間の行為によるものだ。確かに一方の人が言うように
太陽活動の影響によるものもあるかも知れない。しかし、太陽活動は、どうやら寒冷化に
向かっているようだ。

 この状況の中で大気だけでなく、海水温まで上昇を続けているこの現象をどのように
考えれば良いのか。

 ご存じのように、水は比熱の大きな物質の一つだ。温めにくく冷めにくいのが水の特徴だ。
その水が、今やはっきりと分かる形で上昇を続けているのだ。

 もはや私たちの今の社会は、崩壊に向かっているのかも知れない。何かしら経験したことの
ない時代に突入しつつあるのかも知れない。そんな気がする昨今である。

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