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吾喰楽家の食卓

古典も初めは新作 

2016年08月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

昨日、国立演芸場で花形演芸会を楽しんで来た。
幾つもの台風がうろちょろしているので、天気を心配したが、幸い、傘の出番はなかった。
花形演芸会は、若手の登竜門と云われている。
ところが、8月公演は興味を引く出演者がいなかった。
それでも観に行ったのには、訳がある。
毎回、ベテランの芸人が、ゲスト出演する。
昨日はゲストの柳家さん喬が、お目当てだった。

花形演芸会は、年度ごとに大賞を決めている。
公演の様子は、毎回、記録録画している。
審査員も観ている。
だから、出演者は気合を入れざるを得ない。
今回も例外ではなく、出演者は熱のこもった高座を見せてくれた。
審査の対象外であるが、さん喬は若手に手本を見せなければいけない。
さすが、期待に違わない口演だった。
三遊亭天どんは、新作落語を遣るというので、全く期待していなかった。
簡単に云うと、桂米丸は例外として、新作落語は好きではない。

天どんは、トリに選ばれただけのことはある。
良い意味で、予想とは違った。
タレントの所さんに似た、飄々とした語り口は実に良い。
この日の演題は、自ら書いた新作落語『夫婦合口』(めおとあいくち)である。
観るのも、聴くのも、初めてだったが悪くない。
演題の付け方からしていい。
合口とは、刃物の合口(匕首)と夫婦の合口(相性)を掛けている。
口演を重ねながら、少しずつ手を加えれば、“将来の古典落語の名作になるのでは”とまで思った。
どんな古典の名作だって、初めは新作なのだ。

   *****

写真
8月21日(日)の演題

*数ヶ月後になるが、今回の記録録画を観てみたいと思う。



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吾喰楽さん

ウイールマンさん

了解です。

気をつけて、何とか台風が過ぎるまで、しのいでください。

以上宜しく。

2016/08/22 13:56:12

追伸

吾喰楽さん

ウイールマンさん

朝のうちは小振りでしたが、今は強い雨になっています。
今のところ、風は強くありません。
わが家、高台なので、水は大丈夫です。

数時間の内に、上陸するはずです。
台風の進行方向の左側になる見込みなので、風はさほどではないと思います。
右側に位置する方は、強風に注意が必要です。

2016/08/22 12:08:43

ウイールマンさんへ

吾喰楽さん

江戸落語の発祥は、江戸時代です。
江戸末期から明治中期にかけて活躍した、三遊亭圓朝は、たくさんの新作落語を書いています。
現在、古典落語と云われる中に、彼の作品は多いですよ。
時代で云えば、江戸、明治は古典落語、大正、昭和、平成は新作落語です。
ところが、圓窓や故米朝も新作を書いています。
時代背景が江戸・明治で、用語もその時代のを使っていれば、誰も新作には扱いません。

今回の作品も、引き継がれて行けば、50年ほどで古典落語扱いされるのではないでしょうか。

2016/08/22 11:56:45

吾喰楽さん

ウイールマンさん

吾喰楽さん

ウイールマンさん

この古典落語とやらは、一体どのくらい古いのでしょうか?

この新作が、古典落語になるまで生きていられたら面白いのですが。

新作はあと何年たてば、古典落語とやらになるのでしょう、、?

落語どころか、、、、台風大丈夫ですか?

2016/08/22 11:32:09

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