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魚島フェスティバルin回船問屋 

2016年05月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 何はともあれ一週間にも及ぶ長期のイベントが終了した。タイトルに書いたイベントである。
事の発端は、地元魚協の婦人部が連休中に回船問屋に出店させて欲しいという相談に来たこと
から始まった。

 婦人部のおばちゃん達だけの出店ではさみしかろうと思い、いっそそれなら昨年の秋に実施した
蔵の市をもう一度やってみようと、予定には入れていなかったことを急遽実施することにした。
蔵の市だけでは集客が難しいと考え、今までいつかは実施したいと考えていたイベントの幾つかも
一緒にすることにした。

 こうしてゴールデンウイークイベントとして始まったのが、今回の催しだった。蔵の市に
来るお客さんには蔵ほーるでのイベントを楽しんで貰う。また、蔵ほーるイベントに来てくれる
人には蔵の市で買い物を楽しんで貰うという趣向だった。

 一見、成功したかのように思えたのだが、意外に観光客の滞在時間は短く、ゆっくと街歩きや
観光を楽しんで貰うことには結びつかなかった。その上、来館した人の中には、魚目当ての人も
多く、こうした人の期待には応えられなかった。その理由の一つには、大潮、小潮の関係や魚島と
言う時期には少し早かったとか、今年は様子眺めと言うところもあったかと思われる。

 さて今回は、こんな準備を進めているときに魚島フェスティバル振興会の方から緊急招集が
あった。従来から行っていた魚島フェスティバルを解消し、回船問屋で行おうとしている
イベントに乗り換えたいという相談であった。

 私は躊躇していた。と言うのも今計画しているイベントは、従来、振興会の人たちが行っていた
イベントとは、まるきり中身が異なるイベントであり、過去のイベントを行っていた人たちの
イメージには合わないと感じていたからだ。広場に舞台を組み、地域の著名人を招待し華々しく
開催するようなものとは、おおよそ異なるイベントであったからだ。

 私の懸念したとおり、この会合の席上でも、会合が終わってからも一部の人からイベントを
けなすような発言や不満の声が聞こえてきた。こうなることは、初めから分かっていたことで
従来からのイベントの踏襲は不可能だと断り続けていたのだ。出るべくして出た不満の数々で
あった。

 しかし、昨年の魚島フェスティバルを見たとき、お金をかけて行っているイベントにしては
かなりマンネリ化しているようにも見え、何よりも主催している人たちが高齢化しすぎていた。
盛り上がりも今ひとつで、何よりも中心となるべき魚の存在が薄かった。

 この魚の少ないのは、今回のイベントでも感じたことだが、今後もこのような事が続くようで
あれば、魚島フェスティバル自体の開催も見直す必要があるように思う。

 こうした大規模イベントもある意味、見直しの時期に来ているのかも知れない。大衆は常に
目新しいものを求めており、何よりもイベントは街の活性化や経済を潤すようなものでなければ
ならないと考えている。そうした本来の目的を忘れてしまい、従来と変わらないものが相変わらず
続けられているような気がしてならない。

 日本は、売る物がなくなれば観光で生きて行くしか方法はない。そもそも外国人にとって
日本独特の文化やその文化が作り出した景色には非常に興味があるものらしい。私たちが何でも
ないように思っている日常生活や街の風情も意外に珍しいもののようだ。

 こうしたもの全ては、古来からの日本人のものの考え方や思想に基づく文化が作り出したものだ。
その一番新しいものが、アニメ文化やコスプレと言ったものではないだろうか。特に外国人の
若い世代に受けている。

 下津井の細く長い路地やその路地から眺められる瀬戸大橋など独特の景観を持っている。そして
それらは観光として生かしうる資源だと思っている。

 魚島フェスティバルの反省から観光のあり方へと話の中身は変わってしまったが、今回のイベントも
地元資源を生かした観光振興という視野に立った反省である。観光客を持てる資源の方に、どのように
したら向かせることが出来るのか、そのことが問われている。

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