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人生いろは坂

心解き放つ 

2016年02月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 帯状疱疹を患って以来、体調不良で家にこもっている時間が増えた。本来の
テレビ好きが、テレビを見る時間が余計に増えた。それにしてもワイドショーと
称する番組がやたら多く、しかもその番組で取り上げているのは、マイナス
イメージの強い事件ばかりだ。

 また、どういうものか、そうした番組がネタ切れになることがない。というか
取り上げようと思えば、何でもそうしたネタになる時代なのか。しかし、暇に
任せて、こういう番組ばかり見ていると、精神に何か影響を来すのではないかと
いささか心配になってくる。

 視聴率を稼がなければならないテレビ業界なのだろうが、何とも発想が貧困というか
一見、華やかで大きな業界に見えるマスコミ業界も、実は、実に狭い世界で動いている
ことが良く分かる。何という貧困な業界であろうか。何という非生産的な番組ばかりで
あろうか。

 もっともっと、みんなの心が明るくなるような、こころ沸き立つような番組を
作ることは出来ないのだろうか。マスコミ業界に携わる人材の貧困さと質の低さを
感じざるを得ない。

 さて、私事になるが、今日は考え方を変えたら見えるものも変わってきたという話を
したいと思っている。私は、幼少より人の顔色を見ながら生きてきた。こんな言い方を
すると相手が怒るのではないか。こんなことを言っても良いだろうか。相手がいやがる
ことは正論であっても言わない方が良い。常に話し相手や周辺に気配りをしながら生きて
きた。

 そんな生き方が、いつしか習い性になって、湧いてくる発想を、そのまま言葉にする
ことが出来なかったり、実は、僕はこんなことを考えているのだけれどと、素直に堂々と
自分の考えを主張することが出来なくなってしまった。他の人とは違うあふれるほど
豊かな発想を持っていても提案することが出来なかった。

 振り返って見れば、良い考えであっても生かすことが出来なかったようなことが
幾つもあったようなことを思い出す。今にして思えば、私の発想は、他の人より常に
少し違っていたようにも思う。それを主張すると、相手の考えを否定することになり
相手が怒ったり、傷つくことを常に気遣っていた。

 もし、子どもの頃から、そうしたことが自由奔放に出来ていたら、私の人生も生き方も
大きく変わっていたかも知れないと思っている。だからといって後悔しているわけではない。
それはそれで良い経験となって、今日に繋がっているのだと思っている。


 そうしたことが解消できたのは、児島市民交流センターに勤務し始めてからのことで
あった。たった一人で事業を計画し、その事業を実行していかなければならなくなったとき
相談する相手がいなかったので、自然に自分が計画し、自分が実行することになった。
つまり自分のアイディアは誰に遠慮することもなく実行出来るようになったのだ。

 その代わり、失敗しても助けてくれるものはいないし、反対に横から口を挟んでくる人も
いなかった。こうして三年と数ヶ月が過ぎた。人生で初めて誰に気兼ねすることもなく
何もかもが自分の思いつく発想のままに実行出来たのである。

 しかし、振り返ってみれば、この職に就いた時から急に始まったわけではなかった。
実は以前の会社勤務時代にも、そのレールは敷かれていて、気がつかないままに年月を
重ねていたように思う。限られた期間の間に完成させなければならなかった大工事の
ことを思い出している。親しくしていた後輩が先輩一人で大丈夫なのですかと心配して
くれたほど、その工事は全てを自分一人の裁量で行わなければならなかった。

 こうした様々な経験を経て、私の中にあった考え方の全てが、基になって、あらゆる
ことが花開いたように思っている。長く心を閉ざしていたもの、心の足かせになっていた
もの、そうしたものの全てから解き放たれたとき、本来の私の人生が花開いたと思って
いる。これは神様が私の人生の集大成として準備していてくれたものではないだろうか。

 ともかく私は、「心を解き放つ」ことが、如何に大切かと言うことを、人生のまさに
最終段階で気がつき、実行出来たのである。実に幸せなことであった。繰り返すように
なるが、「自分を束縛しているのは他人ではなく、実は自分自身である」ことを、もう
一度考えてみたい。そうすれば誰でも大記録を打ち立てることが出来るし、生きて行く
こと自体が楽しくなって行くだろう。

 次は自分だけが楽しんだのではダメだと言うことを書いてみたいと思っている。

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