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音楽HP作りと自然探訪と…
PC改造奮戦記(2/2)
2016年02月12日
テーマ:日常の事その他
明けて10日。正午頃に目覚めた。やっと500GBのHDからのデータコピーが終わるところだった。昨年11月から一昨日までの蓄積データは諦めるしか無かったが、HP掲載の最新データは、サーバーからダウンロードできる。MIDI作成ツール、Singer Song Writerで作成した楽譜情報は諦めるよりないが、少なくともHP自体に直接影響する損失ではない。後は、シニア・ナビのギャラリーに投稿した写真の元データだが、これも諦めるしかない。ただ、カメラ撮影のオリジナル写真は、また別のUSB外付けドライブにあったのは幸いだった。他の消失データは、音楽の.mp3ファイルとダウンロード購入して、時々HPに使っていた写真素材データだった。それらは、Acronis True Imageの設定ミスで、古いバックアップを消す更新をしなかったために、500GBのデータドライブがパンク寸前になり、一旦、別ドライブに退避し、ドライブ交換後に戻していたものだった。音楽のmp3ファイルは、ダウンロード購入したものは数少ないので、未練は余りない。ともかく、サーバーのHPデータをダウンロードして、最新状態にした。
そこで、いよいよSSDを試すことにした。HDを取り外してSSDに載せ替える。SSDの外形は2.5"ドライブ仕様なので、一旦アダプタの金具に取り付けた上で3.5"HDとの交換になる。交換を終えて電源をON、BIOS画面が消えると、Windows10の立ち上がり画面が出た。そして、パスワード要求画面が出る。これは、以前に比べたら格段に早い。どうやら、完全に移行できた様子だ。ケースを閉じて、元の様にUSBデバイスを取り付け直した。9日はトラブルの連続だったが、苦労した効果は歴然だった。SSDの付属ソフトMagicianで能力を比較した結果は次の通りだった。
シーケンシャル読み取り シーケンシャル書き込み
500GB HD 72 MB/s 152 MB/s
SSD 180 MB/s 218 MB/s
ランダム読み取り ランダム書き込み
500GB HD 515 IOPS 548 IOPS
SSD 7538 IOPS 13810 IOPS
シーケンシャル読み取りで約倍速、ランダム・アクセスに至っては、完全に桁違いだ。立上り時間は半減以上に効果的に感じた。
SSDの能力をさらに引き出すには、インタフェースにAHCIモードの設定が必要とのことであったが、残念ながら2010年製のマザーボードではその設定ができない。BIOS画面には設定項目として表示されていたのだが、PCのマニュアルでは設定できないと書かれていた。「HDだったからできないと書かれている可能性もあるのでは?」と、BIOS設定を変えてみたが、エラーになって起動できなかった。RAPIDモードも同様に駄目だった。結局、元のIDEモードに戻した。まあ、この状態でもSSDにした効果は十分だ。
Magicianの項目にオーバープロビジョニングがあり、「SSDのパフォーマンスと寿命を最適化します。」とあった。ただ、「SSDの最後のパ−テーションから設定またはクリアできます。」と書かれている。最終パーテーションは、別ドライブが割り当てられていたが、推奨される容量が無い。その前は、回復パーテーションになっている。この領域は、Windowsのディスク管理では移動できない。、EaseUS Partitionなら可能という事だったので、移動を試みた。ところが、最終パーテーションを無割当てに変えてオーバープロビジョニングエリアのする変更を試していたため、回復パーテーションと一緒になってしまい、分離不能になって回復パーテーションを消滅させる結果になってしまった。回復パーテーションを再設定しようとしたが、必要なファイルが足りないためWindowsセットアップディスクが必要というメッセージが出てしまった。Windows7のセットアップディスクでも大丈夫かは未確認だが、今は回復パーテーションの無い状態で動作している。オーバープロビジョニングパーテーションの方は、推奨値と一致させた。
今後、Windowsが起動できないトラブルが起きた場合は、自動回復ができないので、Acronis True Imageのバックアップに頼ることになる。
余談になるが、消失してしてしまった写真素材データは、一旦退避していたドライブに殆ど上書きデータを書いていなかったので、データ復元ソフトで8割以上の画像データが拾えた。音楽ファイルも回復できるものがあった。また、過去のSinger Song Writerの楽譜データもかなり回復できた。画像データは、フォルダが消失してしまっているが、ファイル名が数字で構成されているので、カテゴリ毎に自然に集まった。ただ、2重3重のファイルもできてしまっているものもあり"***.jpg;1などのファイル名になっている。容量をみるとサムネイルフォルダやポスターにも使用できる大容量写真と、WEB用の小容量写真などが入り混じったためらしい。".jpg"に更に数字が加わったファイルも、拡張子を".jpg"に戻せば、開くことが分かった。
また、同時購入したシリアルATAケーブルは、スリムPCで内部が狭いので、もももとHDを接続していたケーブルをそのまま使ったので、余分になった。
失敗続きで、失ったデータもあるが、これからの使い勝手は随分改善されたようなので、先ずは成功ということになるだろう。
なおSUMSONGのサイトのData Migrasionソフトは、Ver3.0でWindows10対応になっていた。今回は、USB接続の"裸族のお立ち台"にSSDを差しての作業だったが、マザーボードにダイレクトにSSDを接続すれば、エラーにならなかった可能性もあるように思えた。
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写真は、ドライブベイでSSDは最下段で青色のATAケーブルが入っているが、中段のHDDに完全に隠れて見えない。上段のベイはDVDマルチドライブ
もう1枚は、SSDに交換する前のHDの性能測定画面
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