我が家の忘年会?―湯原温泉（夫婦の口は話すより食べる方）

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じゃばのひまつぶし

2015年12月10日ナビトモブログ記事
テーマ：旅行

家内の「どこへも行ってない病」が出て温泉へ。

私が１１月にデジカメ仲間と小豆島、定年仲間と長崎・軍艦島へと続けていくと案の定、「お父さんばかりずるい、私はどこへも行ってない」が出る。しかし、犬が急病死した夏にはショックを紛らわすために三朝温泉に行き、秋には我が家では今年一番のシドニー旅行をしているのに。
“女は過去よりも今を生きる”という格言？は家内のこと。

で、家内が行きたいと言う湯原温泉へ。ネットで１泊２食付１人１万円未満、我が家のケチケチ予算も満足する宿を見つけて予約。湯原温泉は初めて。紅葉は終わりだが、好天で気持ちのいい３時間足らずのドライブ。早めについたのでゆっくり温泉につかり、ひと休み。

ここは混浴の露天風呂（砂湯）が有名。散歩しながら見に行くと川原沿いに温泉があり、数名が入っているが、おっさんばかり、女性には浴衣のようなものを貸してくれるらしい。露天風呂好きな家内もこのオープンさと、風邪気味と寒さで二の足を踏む。

入口に東西の露天風呂番付の看板がある。西の横綱がここ湯原温泉。東は群馬の宝川（知らない）。夏に行った三朝温泉は前頭、川原に橋の上から丸見えの小さな水たまりのような温泉があった。

夕食は宴会場で、遅れていくと泊り客は１０数組、夫婦連れも多いが、数名の女性グループもいて、話が弾んでいる。料理は一品の量は少しずつでも品数が多く、盛り付けも女性好みで美しく、味もよかった。

ただ料理の順番があるのか最初に鍋物に点火してくれなかったので、私は食べるのが早い方で、ビールで乾杯し、ゆっくり食べても間が保たない。
手を挙げて点火を頼むと若い仲居さんが来た。「酒も弱いし、夫婦だと今さら話すこともないんでね」と言うと、「話す口よりも食べる口を動かさないといけないんですね」とうまいことを言う。後でやはり若女将と知った。
料理は締めのご飯が苦しくて入らないくらいで、デザートは部屋に運んでもらう。

若女将も仲居さんもみな親切で、気持ちのいい旅館。家内にはこういう上げ膳、据え膳で何もしなくていいというのが一番。旅館でもらった風邪薬と温泉で家内の風邪もよくなった。１０畳ほどの部屋や設備はやや古いがこの料金では仕方がない。

湯原温泉自体がこじんまりとして、派手な観光スポットもなく、マナーの悪い外人観光客もいないので、のんびりできるのがいい。テレビは朝ドラと天気予報位しか見ず、持って来た本を読む。２泊したが、思わぬいい宿に出会えた。

写真?湯原温泉の露天風呂。
?入口にある露天風呂の番付。西の横綱は湯原温泉、東は群馬・宝川温泉。