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自然愛好友の会オフ 大多摩ウオーキングトレイル(2/5) 

2015年11月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

鳩ノ巣渓谷へ

11時21分、松の木尾根展望台に着いた時、ベンチはほぼ満席だったが、直ぐ一つのグループが出発して行った。ここから展望は、素晴らしかった。眼下には多摩川に2つの橋が並んで見える。上流側は多摩川南岸側の集落、坂下地区と国道を結ぶ鳩ノ巣大橋、そして直ぐ手前の濃い茶色に塗られたアーチ橋は完成間もない将門大橋だった。この橋は、都道45号線、通称“多摩川南岸道路”の橋で、今年の5月30日に開通した区間だった。多摩川南岸道路は、この橋を渡ると直ぐに長い城山トンネルに入り、抜けると海沢地区に出て、その先で奥多摩駅への道を分け、愛宕トンネルを経て小留浦地区で国道411号線に合流する。海沢と小留浦地区の間は、2001年に開通済だった。道路計画が完了した時には、将門橋は国道411号線との連絡橋に変わる予定で、坂下地区と現在、既に南岸に道路がある丹三郎地区の間には、丹三郎トンネルが計画されており、その完成で南岸道路は全通になる。多摩川に沿って曲りくねり、観光シーズンに渋滞する国道のバイパスになる予定らしい。
橋のことで展望から話が飛躍してしまったが、橋の先には坂下地区の河岸段丘上の集落、そして多摩川の谷を挟んで鳩ノ巣駅のある棚沢地区が山裾に並んでいる。その後方は、標高1224.5mの本仁田山が聳えている。空は相変わらず一片の雲もない。展望を楽しみ、吸水して10分余り休憩した。

松の木尾根から、坂下の集落に下る道は、登りの山道と違い、傾斜も緩く道幅も広かった。7分ほどで坂下地区の集落に到着。民家の間の坂道を下っていくと、庭先のたわわに実を付けた柿の木や、コムラサキの綺麗な実、最盛期は過ぎていたがシュウメイギクの花、花自体は目立たないものの花の周囲の葉が真っ赤になるショジョウソウ、そして赤紫の花色が綺麗な久留米ゲイトウの花などが目を楽しませてくれた。

11時48分、鳩ノ巣駅に通じる雲仙橋に到着。この橋は吊橋で、小型車は通行が可能だ。鳩ノ巣渓谷の下流端に架けられていて、川からの高さは40m程もある。下を覗くと少々怖い。上流側は、川床にある巨石の間を泡立ちながら水が流れている。橋を渡って、そのまま坂を上ると、国道に出て鳩ノ巣駅に行けるが、国道の手前から鳩ノ巣渓谷に下る道に入る。下る途中に分岐があり「双竜の滝」の矢印があった。どの位の距離か示されていなかったが、立ち寄って見ることにした。30mほど水平に歩いて谷に回り込むとそこに双竜の滝があった。落ち口に尖った岩があって水流が2分された後、溝状に侵食された部分でい1本にまとまっている。この形から、双竜の名が付けられたそうだ。高さは10mあまりか。水量がさほど多くないため、名前負けの感はあるが、形の綺麗な滝だ。惜しまれるのは滝の落ち口の直ぐ上に国道の橋があり、蓋をされたようなイメージで薄暗い。滝の直ぐ下流に橋が架けられていて滝壺を見下ろせた。
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写真は、「松の木尾根展望台から鳩ノ巣方面の眺望」と「双竜の滝」



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