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吾喰楽家の食卓

飲み会の前後は落語と歌舞伎 

2015年10月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

月曜日は、義妹たちと飲み会だった。
その前日と翌日、隼町へ行っている。
三日続けて遊んだことになるが、偶々そうなっただけのことだ。
日曜日は、落語の「国立名人会」、火曜日は、歌舞伎の「伊勢音頭恋寝刃」の楽日だった。
こんなこと云うと、罰が当たりそうだが、遊び続けるのも疲れる。
しばらくは、外出せず、家事に励むつもりだ。

第390回「国立演芸会」は、大いに楽しめた。
トリは三遊亭遊三で、他にも粒ぞろいの噺家が揃った。
お気に入りの一人、金原亭馬生が中トリだった。
遊三師匠の弟子には、笑点でお馴染みの小遊三(惣領弟子)や、この日、前座を務めた遊松(末っ子弟子)などがいる。
名人会とはいえ、真打ばかりではなく、先ずは前座が高座に上がる。
遊松は、四年前、師匠が七十四歳のときに入門した。
通常、真打になるのには、十四年を要する。
ということは、彼が真打になる頃は、師匠は八十八歳になる。
師匠は弟子が真打になるのを、見届けないといけない。
「八十八歳まで生きるつもりだよ」と、遊松を入門させたとき、周囲で話題になったらしい。
この末っ子弟子、中々、有望だ。
遊三師匠より十歳若い私だから、真打昇進を見届けられるかも知れない。

今月、「伊勢音頭恋寝刃」を観るのは、二回目になる。
作品の理解を深めたくて二回観ることにしたが、比較するのも興味深い。
歌舞伎初心者の私でも、三日目とは違い、どの役者も演技を楽しんでいるように思えた。
二十五日も続けて同じ役をこなしたのだから、演技に脂が乗り切ったということだろうか。
特筆すべきは、序幕第三場「野道追駆けの場」だ。
舞台から降り、客席通路を走り回るのだが、客に話しかけたり、アドリブで何か云ったりしていた。
最前列とはいえ、三階席だから、その全ては聞こえない。
七分ほどの入りの一階席が、盛り上がっていた。
三階はどうかというと、常連客が多いらしく、周囲で掛け声が飛び交った。
楽日らしい雰囲気を、大いに味わえた。
次回の歌舞伎見物は、十一月五日の「神霊矢口渡」(中村吉右衛門)の予定だ。
今、楽日も観ようか迷っている。

写真
10月25日の国立演芸場(演題) & 27日の国立劇場(玄関)



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真樹さんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

仰せの通り、東京と大阪の人は、恵まれていますね。
三枝というと、多分、現在の六代目桂文枝のことだと思います。
10月11日、国立演芸場に出演しましたが、都合が付かず観られませんでした。

私は、江戸の古典落語が好きです。
特に人情噺がいいですね〜
噺の筋を知っていても、目頭が熱くなることがあります。

2015/10/29 17:57:50

落語

さん


 羨ましい。
 落語は良いですね。
 私もその昔旭川に三枝が来た時に観に行った事があります。
 ほっこり、にんまり心が温かくなったのを今でも覚えています。
 吾喰楽さんも思い出してにんまりなさっておられるのではないでしょうか。(笑)

2015/10/29 15:24:54

彩々さんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

今年の2月からです。
隼町の国立劇場と国立演芸場だけで30回近くです。
他にも千駄ヶ谷の国立能楽堂がありますから、合わせると30回を超えます。

これからは、演目や出演者を、もっと選びたいとは思っています。
ところが、来年の3月には新派(水谷八重子)があります。
今、迷っています。

2015/10/29 09:59:56

30回近く行っています。

彩々さん

おはようございます。

何と言えば良いのやら…今年に入ってからですか!?

これは完全にハマりました。

でも現役を離れ、リタイヤ人生を大いに楽しんで
いらっしゃる、良きシニア人生ですね!

実は先日のSOYO邸に出掛け、次の日に国立劇場の
歌舞伎のチケットがあると、声を掛けられていたのですが
帰宅日だったので、お断りしていたのでした。
株主招待で時々チケットが手に入るとか言ってました。
また、機会を見計らって観劇に行きたいものです。

2015/10/29 09:48:11

SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

本当に健康の有り難さを実感しています。

私は気に入った本に出合うと、同じ作者の著作を納得するまで何冊も読みます。
料理を作って出来が悪いと、納得するまで作り続けることがあります。
それと、似た気持かも知れません。

今年の2月から、隼町へは30回近く行っています。
慣れると、近く感じますよ。

2015/10/29 08:50:50

三昧

さん

おはようございます。

お好きな落語に、飲み会、そして楽日の歌舞伎、幸せ三昧ではありませんか!
疲れるほど遊べるのも、元気な内ですよ。

私も昔は、好きな芝居(新劇)は二回観に行ったものですが、今は同じ料金なら違う物を観たいと変わりました。
遠路遥々、通わせる原動力は何なのでしょう?

2015/10/29 08:05:02

パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

「三日御定法」、知りませんでした。
実は「髪結新三」も、楽日を含め二回観ています。
でも、今回ほど、その差を感じませんでした。

三階最前列の中央は、期待以上に観やすかったです。

2015/10/29 07:53:26

「三日御定法」

パトラッシュさん

というのがあり、初日から三日間は、トチリなど、
舞台上のミスは、大目に見ようということになっています。
つまり、それほど練れていない。
その辺は、楽日に見る方が、断然よろしいのです。
しかしながら、好きな芝居がかかった時に、悠長に待って居られるファンは(特に贔屓筋なんかは)
居ません。
二回見るというのは、既にしてベテランの領域の達している。
ということも出来ます。

2015/10/29 07:41:11

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