じゃばのひまつぶし

シドニー、夫婦あたふた旅?―日本を知らない大学生 

2015年10月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:旅行

 息子の嫁さんの通う語学教室にはいろんな国からの人間が来ている。もちろん日本人もいる。期間は2,3週間から数か月とさまざま。彼女は「英語のレベルは低いが、年齢は一番高い」生徒。

それでも日本の大学生のレベルが低いと驚いていた。教室ではほとんど英語をしゃべらず、最後のスピーチの時になって“I like Sydney, I love Sydney”などと叫んだだけの学生。自己紹介で日本のクラス(提携校?)で選抜されてきたという大学生はHe/his/himやShe/her/herの区別も知らないなど(だから選抜されたのかも)。もちろん、ごく一部だろうが。

 日本に興味がある生徒もいて、日本人の生徒と会話したがるらしいが、話題がないという。「川端康成」や「夏目漱石」(古すぎるが)や日本の歴史を話題にしてもほとんど知らないので話の接ぎ穂がない。受験には不要だから、雑学的知識がないのだろう。

“雑学”も洗練されれば“教養”になると思う。雑学は若いときに読む本や経験で得ることが多いが、受験以外のものは一切カットしてきたのだろうか。スマホ操作で忙しいのかな。

 日本人の生徒はシェアハウスで日・中・韓と共同生活するケースもあるらしいが、会話ができない(しない)ので閉じこもりがちになり、あちこち出歩かず時期がくれば帰国する生徒も。嫁さんから見れば「もったいない、何しに来たの?」となる。

目的も手段も考えずに漫然と来ても自分で努力しなければ会話力は上がらない。最低限の接ぎ穂ができるように雑学を身につけて、行動する姿勢が必要なんだろう。

 うれしい話もあった。日本の伝統舞踊の家元の息子で20代の若者は、海外で広めたいという目標があり、伝えられる話題があるので、他の生徒とも話ができ、会話力は上達したようだ。

 嫁さんは、語学教室に入って間もなく、生徒を家に招いたという。会話はできないが、食べ物なら、好き嫌いや、お国料理などで場がもつだろうと思ったとのこと。孫たちも恐る恐る“How do you do?”をしつつ、結構面白がっていたらしい。日本人の生徒を呼ぶと日本語で会話するからと呼ばなかったという。とにかくやってみよういう姿勢が彼女のいいところ。2、3ヶ月で一番上達したのは「電子辞書」を引く速さとか。

 海外に出ると日本の長所・短所や改めて気づくことがある。あまり英語が上達しなかった大学生も自分の問題に気づき、これからのバネにしてほしい。やり直しはいくらでもできる!



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エミリアさん、こんばんは

じゃばさん

ありがとうございます。いい嫁さんと思います。
水が合うのか、気が張っているのか、日本にいるときよりも元気度がアップしているような。

ついでに体型もこの国並みにならなければいいのですが・・・
読まれてないだろうな。

2015/10/20 22:03:24

こんばんは

さん

お嫁さんの1番の先生は義パパのじゃばさんかもしれ
ないですね〜 ステキなお嫁さんです。

2015/10/20 20:38:04

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