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吾喰楽家の食卓

「雅楽コンサート」と「祈りの調べ」(オーケストラ) 

2015年10月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

曹洞宗には、大本山が二つある。
福井の永平寺(開祖・道元禅師)と、鶴見の總持寺(同・瑩山禅師)である。
宗派は永平寺から始まり、總持寺が日本全国に広めたと聞いている。
二つの寺に、上下の関係はない。
もっとも、現在の状態になるのに、紆余曲折があったのかも知れないが。

今から、“鶴見のまちの大遠忌”(だいおんき)に参加するので、總持寺へ行く。
メインイヴェントは、「二祖峨山禅師650回大遠忌法要」である。
峨山禅師は瑩山禅師の後継者で、總持寺では二祖と呼んでいる。
その峨山禅師の650回忌法要だ。
法要の前後に、僧侶のグループによる「雅楽コンサート」と、「祈りの調べ」(オーケストラ)の公演がある。
「祈りの調べ」では、作曲家・池辺晋一郎が總持寺のために作曲した、「峨山道」を奉納するそうだ。
読経とオーケストラのコラボレーションというから、楽しみにしている。

明後日、檀家を対象にした同じ趣旨の法要があるが、雅楽とオーケストラはない。
法要は、曹洞宗両大本山の禅師二人が、大導師となり執り行われる。
二つの大本山のトップが揃うのだ。
案内状には、「法要終了後御斎(お弁当)のご用意があります」と、記載されていた。
一方、今日の法要は、一般も参加出来るのだが、弁当については何も書いてなかった。
弁当を諦め、コンサートを選び、往復はがきで申し込んだ。
折り返し届いた入場整理券には、「お凌ぎ(昼食)の用意がございます」と、記載されていた。
お凌ぎと御斎の違いは分からない。
でも、檀家に対してならともかく、一般も対象にした法要なのに、昼餉の用意があることに驚いた。

明後日は両禅師が揃う特別の日なのに、あえて雅楽とオーケストラを選んだのだから、私の信仰心も決して篤いとは云えない。
ところで、落語のルーツは、寺にあるらしい。
お説教に人を集めるため、滑稽な話を織り交ぜたというのである。
落語の前座(ぜんざ)の語源になったのは、お説教の進行役である、お前座(おまえざ)のことだ。
音楽だって、寺と無関係ではない。
だから、今回の選択は許されると思っている。

   *****

写真
10月16日(金)の昼餉と夕餉



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道子さんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

私も座禅に興味がありますが、膝と股関節が悪いので、あきらめています。
現在、日帰り、一泊、七日間があるようです。

修行僧も、当初は痩せるそうです。

2015/10/18 18:44:03

30数年前、

さん

 思うところあって総持寺の一泊座禅に参加したことがあるのですが、、、3時起床、廊下の雑巾がけ、6時参禅、一汁一菜、、、。辛かった。

 鎌倉報国寺のは、裏の竹林を脇に観ながら坂道を掛けあがる。辛かった。

2015/10/18 18:19:21

SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

今しがた、着席しました。
脇正面の最前列です。
ざっと、椅子を数えたら、千数百ありました。
満席らしいです。

精進弁当は、お盆やお彼岸で、何度も食べています。
量は極めて少ないのです。
それより少なのを、心配しています。

2015/10/18 09:29:02

大きくて斬新なお寺

さん

おはようございます。

今日は晴れて、よかったですね。

随分立派な菩提寺で、しかもすることが斬新です。
寺の権威もそうでしょうが、経営手腕もあるのでしょう。
どんな内容だったか、レポートを楽しみにしています。

お凌ぎは文字通り、小腹を宥める程度だと、私は解釈しましたが。

2015/10/18 08:37:16

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