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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜(十四) 麗子からの手紙 

2015年07月04日 外部ブログ記事
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寝ても覚めても、麗子のことばかりを考えた毎日を送った彼だ。
それ程に恋い焦がれた麗子から別れを告げられて、失意のどん底に陥った日々。
まさに、地獄だった。
その麗子からの、手紙。胸の高鳴りは、絶頂に達していた。

−−−−−−−−−−−
あまり悲しいことを言わないでください。
それでなくても、最近涙もろくなっている私です。

私には、交際中の男性が居ます。
結婚を前提とした、お付き合いです。そのことについては、貴方もご承知でしたね。
そしてその事実を知っても、貴方は優しかったわ。
私もその優しさに、随分と甘えていたようです。

あの頃の私は、随分と生意気な女でした。
貴方に対して、我が儘な女でした。
今思うと、恥ずかしくなります。

でも、そんな私を、貴方は素直に受け入れて下さいました。
私は、気軽にお話ができるお友達として、お付き合いさせて頂きました。
恋愛感情などは、一片のかけらもありませんでした。

でも彼には、私が浮気をしているように見えたようです。
そのことで彼には、何度も問いつめられました。
何度『お話だけのお付き合いです。』と説明しても、彼は許してくれません。
デートの都度、喧嘩ばかりでした。
いえ、貴方を責めているのではありません。
それどころか、感謝しているのですよ。
彼の猜疑心の強さに気付かせてくれたのですから。
皮肉では、ありませんわ。本当に、そう思っているのです。

正直に申しまして、彼との生活に不安を感じるようになったのです。
その責任の一端は、貴方にあるのかもしれません。
いつの間にか私の心の中に入り込み、住みついてる貴方に気付きました。
でも貴方は、私を鳥かごごの中に入れたままでしたね? 
生身の私に、心に、触れようとはなさいませんでしたね?

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