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少し道草 

2015年06月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 Gaccoで少しお勉強


                 写真は雑草を抜き、芝刈をして見事に復活した我が家の庭。

 今日の話題は「MBA戦略」。Gaccoが提供する中央大学のビジネススクールhttps://lms.gacco.org/courses/gacco/ga036/2015_06/courseware/ef5933d108ec48b085d9c7b09635df09/c2b746a4c4c84a589bacadb8aa009f55/

 第一週は経営戦略、第二週は戦略を実現する組織、これらは基礎的、一般的で面白くないので割愛。第三週はマーケティングのベスト・プラクティス。講師は同大学の田中均教授。講義はGM、シャネル等の海外のブランド戦略の成功例に加え、サントリーの伊右衛門、新潟(長岡市)の朝日酒造の久保田(日本酒)、東京・蒲田にある弁当屋の玉子屋、パナソニックの全自動おそうじトイレ、マラウーノ、ベストセラー「もしドラ」岩崎夏海の例、長野県・佐久市の地ビール、ヤホー・ブリューイング(星野温泉グループ)等の例が詳しく取り上げられているが、ここでは湯布院について地域再生の好事例として取り上げてみたい。

 湯布院は今や、じゃらんの調査でも、温泉地の中でも箱根温泉に次ぐ人気NO2にランクされ、人口わずか1万人の街にも関わらず、年間来訪者は396万人(日帰り温泉客を含む)と人口の400倍もの観光客を集め、一泊5万円超の高級リゾートながら90%以上の客室稼働率を誇っている。何故、このような集客が可能なのだろうか。

 湯布院は海抜1,000の高地で、山中のため、日照時間も少なく、冬は寒い。熱海が東京から一時間程度に比し、湯布院は福岡から二時間余りかかり交通の便もよくない。特産物があるわけでもない。ここで少し湯布院成功の軌跡をたどってみたい。

 1955年、ダム建設の反対運動の先頭で戦った青年団長、若干31歳の岩根村長が誕生。湯布院は小さな別府や、歓楽街になるべきではないとの思いで、街の再生について熱い議論がなされた。1971年に志手康二(夢想園温泉)がリーダーとなり、温泉旅館の若き息子たち、中谷健太郎(亀の井温泉)、及び溝口薫平(玉の湯温泉)の三名が借金をして、ヨーロッパを往訪、ドイツのバーデン・バイラーの温泉保養地を視察、「緑」、「空間」、「静けさ」にヒントを得て、帰国後、その知識と体験を踏まえた長期的な湯布院のビジョンの構築が始まった。

 湯布院をいかにして観光地として成功させるか、そのデスティネーション戦略とストーリーは物語として記録され、広く世の中に知られることとなった。雑誌「花水樹」、「風の計画」(まちづくりノート)がそれであり、小林秀雄、田辺聖子等の文化人も湯布院について触れている。寒村が温泉地としてトップ・ブランドを確立するまでには、問題知覚力、構想力、発信力がキーワードとも言える。私たちは今一度、喧伝されている地方再生運動のベスト・プラクティスとして湯布院の成功事例を真摯に学ぶべき時ではないか。

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