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敏洋’s 昭和の恋物語り
長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜 (十) 不倫中の牧子
2015年02月15日
テーマ:テーマ無し
確かに、結婚の約束をしている男性はいなかった。
仕事に未練があるわけでもない。
不倫中の牧子では、帰る気にはならなかった。
同じ署内の上司で、もう三年ほどになっている。
きっかけは、お決まりの忘年会だった。
署内で持ち込まれたお見合いにことごとく失敗した牧子は、前後不覚に陥るほどに深酒をしてしまった。
歩けるどころの騒ぎではなく、別室で横にならざるを得なかった。
傍に置かれた洗面器に顔を埋めて、幾度となく吐いていた。
初めの内こそ同僚の女性たちが、代わる代わるに様子を見に来てくれたが、宴の終わる頃には忘れ去られていた。
心細い思いをしていた牧子の元に、直属の上司がに立ち寄ってくれたのだ。
胃液を戻すほどに嘔吐を繰り返していた牧子にとって、正に救いの神だった。
上司の背中にかつがれるようにして、その料理屋を後にしたのは日付の変わった時間だった。
あいにく今夜のシティホテルはどこも満室だった。
タクシーを呼びはしたものの、とてものことにアパートに立ち戻ることは不可能な状態だった。
あまりの泥酔状態に、タクシーが乗車拒否をしたのだ。
さすがに相手が警察官だと知ると、百メートルほど先のモーテル迄にしてくれと、懇願してきた。
牧子の状態ではそれも止むからぬことと、上司である中田も頷く他なかった。
他言しないようにと厳命した後、中田は牧子をモーテルの一室に運び込んだ。
ベッドに寝かせはしたものの、苦しげに唸り続ける牧子を置いて帰るわけにもいかず、思案の末に中田も同宿することにした。
幸か不幸か、中田の妻は子供達を連れて里帰りをしていた。
苦悶の表情の牧子が、突然衣服を脱ぎ始めた。
スーツ姿の牧子にしてみれば、締め付けている衣服は苦痛以外の何物でもなかった。
朦朧としている意識の牧子には、ボタンが外せる筈もない。
見るに見かねて、中田は牧子の衣服を脱がせてやった。
そしてその夜以来の、不倫が今まで続いていた。
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