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人生いろは坂

人質事件の深い闇　

2015年02月01日 外部ブログ記事
テーマ：テーマ無し



　このブログを書こうと思っていた矢先に後藤さんが殺害されたと言う報道がなされた。昨日は日曜日
でもあり、終日この報道や特集番組で明け暮れた。しかし、本当に人質は殺害されているのだろうか。
真偽のほどは闇の中である。

　ずっと先になって実は生存していたと言うことになるかもしれない。軽々に亡くなられた等と思わない
方が良い。北朝鮮に拉致されていた人たちのことだって真実が分かるまでは亡くなられたと信じられて
いたからだ。殺害したと世界中を煽り立てているのは、彼らの戦術かも知れないからだ。

　今回の人質事件ほど不可解なものはない。まるで舞台劇を見ているような感じさえして来るから不思議だ。
安倍総理の中東訪問を待っていたかのように発生したこの事件。援助金と同額での人質解放条件。その後、
めまぐるしく変わるイスラム国側からの要求、更には予測をもしていなかったヨルダン政府が絡んでくる。
なかなか見えにくいアラブ諸国やイスラム圏でのこの事件は、単純な図式構造しか読めない日本人には
理解できない事ばかりである。

　考えようによっては安倍総理が進めている軍国主義への抜き差しならない方向に進んでいるような気が
してならないのは私だけであろうか。先にも「戦争ごっこ」について書いたが、現実の戦争は空想やゲーム
とは違う。血も流れれば死にもする。現実は悲惨な世界だ。更には戦争を好むものだけでなく、戦争を
欲しないものまで巻き込んでいく。それが血で血を洗うような紛争を今も続けている中東諸国の現実だ。

　この不可思議な図式構造は、かつてアメリカのＣＩＡが撒いた種が元になっていると言われている。
嘘か真か分からないが、当のテロ組織がアメリカからお金が流れたことがあると言っている。事の次第は
分からないが、あっても不思議ではない気がする。世界の舞台裏は権謀術数が渦巻く世界なのだ。

　言い古された言葉だが、軍需産業は戦争がないと儲からない。だから常に戦争の種をばらまいている。
その金や武器は相争う双方に流れている。ひとたび紛争が始れば莫大な弾薬や武器が双方へ流れていく。
軍需産業は儲かると言う仕組みだ。従って、宗教的な争いであろうが国境紛争であろうが戦争は大きければ
大きいほど良い。そして長引けば長引くほど儲かる仕組みになっている

　そこにどのような犠牲者が出ようが、戦争に関係のない人達が悲しい思いをしようが関係ない。冷酷無比な
人々なのである。お金が目的なのか、果てまた他に深い闇があるのか。

　私達はかつて太平洋戦争と言う世界に類を見ないほど悲惨な体験をしてきた。軍隊の一部がコントロールの
利かない行動を始めたことがきっかけだった。決してこのようなことをさせてはいけないのだ。それを阻止する
事が出来るのは、他でもない私達自身であることを知っておいて欲しい。

　今回の事件は決して他人事ではない。下手をすれば私達自身も巻き込まれるかもしれない事件なのだ。

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