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独りディナー
前にも、お見かけしましたね。
2015年01月16日
テーマ:ウィーン
一人旅に味をしめた私は、それから音大が暇になる3月になると、半月ばかりウィーンへ出掛けるのが、マイブームになった。
3月はみな暇な月で、ウィーンへ研修に出かけていた学生に出会ったり、楽友協会ホールで先生仲間に名前を呼ばれたり、目抜き通りのケルントナーで見覚えのある声楽科の先生に出会ったりもした。
何度めの時だったろう。
リヒァルト・シュトラウスのオペラ「薔薇の騎士」を観た翌日だった。
道を歩いていたら、前方から歩いてくる長身の華やかな女性は、近づいてみると昨夜、主役の元帥夫人役を歌っていたロットであった。
眼の悪い私は、きっと凝視していたに違いない。
ウィーンで勉学中、目覚めた音楽は主に、マーラー、ブルック―そしてリヒァルト・シュトラウスだった。
その頃日本ではまだ、余り認知されていなくて、殆ど聴いた事も無かったのだが、初体験が本場のウィーン・フィルだったのは、私の人生の中ではラッキーの一言に尽きる。
その中でも、ウィーンの香りがプンプンする様なオペラ「薔薇の騎士」には、タイミング的に中々出会えなくて、だからその年は、二度目の公演のチケットも購入していた。
今晩は二度目の、「薔薇の騎士」、という日。
私は、手紙を出しにホテルの近くにある、郵便局へ出かけた。
すると、国際郵便はあちらのカウンタ―です、と言われた方へ向かうと、列の最後尾に並んでいたのは、イギリス人のロット、その人であった。
これは、話しかけろという啓示だと思い、「今晩、又見に行きます」と、低い声で語りかけてみた。
「前回、とても素晴らしかったから・・」というと、「ダンケ」と答えた後に彼女は、振り返って、「前にも、お見かけしましたね」と言ったのだ。
確かに、ヨーロッパでは異邦人である私の方が、むしろ目だった存在だったのかも知れない。
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等身大なのでしょうね
SOYOKAZEさん
ウィーンは余り大きな町ではないので、オペラ歌手も指揮者も、私達と同様に、普通に過ごしているのでしょうね。でも、ロットの如才ない対応はとても嬉しかったです。
ラデッキ―行進曲は、ウィ―ンの人も好きな様で、演奏が始まると一緒になって手拍子をとる客席の人達には驚きました。習慣の様ですね。
2015/01/16 16:03:05
すごい!
オペラ歌手、それも主役を演じる方に覚えられていたなんて、天にも昇る心地がしませんでしたか?
私はヨハン・シュトラウスの父君、の彼のラデッキー行進曲が好きでした。
2015/01/16 13:57:20