のんびり行こう。

「シニア」という言葉 

2015年01月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:雑感

昨日皆様のブログを巡っていて、いろいろと考えさせられました。

とあるブログ様へのコメントにも少し書かせていただきましたが、私は自分ではシニアの入口をくぐったという自覚がありました。
そのきっかけは老眼鏡が必要になったりなどの自分の身体の具体的な変化が始まったことで、それと前後して友人知人から「孫」が出来た報を受け取るようになったりで自分自身が上の世代に突入したのだと実感する機会が増えてきたことなど、様々な理由があります。


でも、シニアナビに登録した直後は、あちこちを覗いてみて、このサイトでは私は浮いた存在かもしれないと感じて少しうろたえました。

登録当初は自分と同い年と一つ年下の方とやりとりさせていただいていましたが、私と同じ気持ちだったかどうかはさだかではありませんが、お二人ともほどなくして更新を止めてしまいました。

私は、少し気が引けつつも、ここで知った皆さんのお話を伺うのが楽しくて、そのままずるずると居ついています。


「シニア」って何歳くらいからのことを言うのでしょう?
気になったので検索してみましたが、国や国連で定められている「高齢者」の年齢の線引きはあるものの結局は明確な定義は無く、40歳からというケースすらあるそうです。


私自身は、冒頭に書いたとおり、「身体の衰えを自覚しはじめたとき」がシニアの入口だとぼんやり考えていた気がします。


40歳になったとき、かれこれ四半世紀以上の付き合いになる同年齢の友達から「いよいよ老人の仲間入りだね!」と冗談混じりのお祝いのメッセージをもらいました。

その友達は私たちが30代の頃、竹取物語や桃太郎など日本の昔話に出てくる「おじいさんとおばあさん」は40歳前後、もしかしたら30代後半くらいの年齢なのだという話をしてくれました。
その話に私が衝撃を受けたのを覚えていてくれた上でのメッセージでした。


もっとも40歳になった時点では、自分が「シニア」だなんて微塵も感じてはいませんでした。


その気持ちが揺らいできたのは、自分の身体が明らかに衰え始めたと自覚し始めた40代半ばを過ぎた辺りです。
また、冒頭にも書いた友人知人の孫の誕生の知らせの他、あと数年で自分の末の子どもが手を離れるというゴールが見えてきたことや、親の病気や怪我での入院、親戚の訃報が相次いだことなどで、自分を取り巻く環境が大きな変化の始まりに突入したことを自覚せざるを得ませんでした。

織田信成の「人間50年」という言葉をチラチラと脳裏に思い浮かべるようなったのもこの頃です。

十代の頃に学校で習った時には50歳なんて遥か先の他人事と思っていてそのまま30年間ほど思い出すことは一度もありませんでしたが、ふと気づいたら目前に迫っており、暗澹たる気持ちになりました。
日本の平均寿命が飛躍的に伸びた今の時代に物理的な意味で「50歳で人生終わり」とは思いませんでしたが、無限に続くと根拠なく信じていたものがぶっつり断ち切られたように感じたのです。

でも今は…、

去年はいろいろと悲しい出来事も多かったので不安な気持ちがゼロになったとは言いませんが、それはそれで、前向きに進んで行く方法もあるんじゃないかなとも感じ始めています。


正直に書くと私は以前、「シニア」という言葉には、どちらかというと暗いイメージも抱いていたと思います。
でも、鈍いながらも私も少し成長したのか、そんなことは無いのだと実感できるようにもなりました。

自分ではどうにもならないことが起っても、どう感じるかは自分次第です。
若いときには目先のことしか考えられなかった私も、拙いながらもこれまでの体験をもとに、多面的に物事を考えられるようになるのではないかと思いました。

それに私はやっぱり自分では「シニア」に突入したと思っているので、どうせならこの先も続く「シニア」の人生を、私なりに精一杯、幸多きものとしたいです。

そう考えられるようになったのも、シニアナビのブログで豊かな毎日を綴っておられる諸先輩の皆様のおかげだとも感じています。
ありがとうございます。


と、言うわけで、いろいろなご意見があることは承知の上で、図々しくも私はこのままシニアナビの末席に居座りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

見逃していました

さん

KYOさん、こんばんは

この記事を見逃していました
すみません。

私も「シニア」である事の意味ををあれこれ考えています

2015/03/22 17:32:56

Haruさん、コメントありがとうございます。

KYOさん

わー、お越しいただきましてありがとうございます!
何か寂しくて、同世代の方を検索してしまいましたー。
入った当初以来の検索でしたが、やっぱり同世代の登録は少ないですね…。

こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!

2015/01/13 22:32:14

ありがとうございます。

Haruさん

私も時々考えさせられます。
人間関係には特に考えさせられることが多いです。

暗いイメージも社会の色付けに左右されているような
そんな気もします。

拙い日記を読んでくださりありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

2015/01/12 21:38:00

喜美さん、コメントありがとうございます

KYOさん

私はシニアナビには「アクティブシニアの生き方探し、友達作りを応援」というキャッチフレーズに惹かれて登録しました。
と、言うのは多分、私自身が「シニアとしての生き方」に激しく迷っていたからです…。

今も迷い続けてはいますが、シニアナビでの諸先輩方の日々のお話を伺うのは楽しく、私の戯言に頂く優しいコメントは本当に嬉しいです。
サイトを通じて、「こんな生き方をしたいな」と思える人生の達人もたくさん知ることができました。

喜美さんはもちろんその中のおひとりで、私の憧れです。

2015/01/09 11:37:26

シニア

喜美さん

何気なくこの会に入った時は
発起人の人がいて私達十数名で
ナビの会と名前つけて1年に1回
お会いして食事会 観光 劇場
等親しくしていました 其の発起人の方が亡くなり 必ず1年に1回お会いすることもなくなりましたけれど 未だ時々お会いします
メールのやり取りは必ずしていますし我が家に来て(北海道 大阪 東京
神奈川)泊まったりしました
このシニアの会いもそのまま何気なく
続いています今私最高齢でしょうし
孫の様なあなた方と文通できるのも幸せです

2015/01/09 09:35:07

マリーさん、コメントありがとうございます

KYOさん

わー、さすがマリーさん!
「ゴールデンエイジ」、いい言葉ですね!
英語には、年を重ねることを肯定的に捉える言葉が多いような気がします。

と、いうか、日本語にもいい言葉がたくさんあるのにあまり好んでは使われず、昨今はどういうわけか「若さ」だけが必要以上に強く持て囃されているように感じます。

2015/01/08 20:44:09

COSMOSさん、コメントありがとうございます

KYOさん

そうですね、法律的な線引きはともかく、定義はいらないというのが答えですね!

私は「老熟」とか「老練」とか「老成円熟」いう言葉には憧れるので年を重ねるのが悪いことばかりとは思いませんが、「考え方が老ける」というのはきっと年齢のせいにして何もしなくなる状態のことですよね?

私は基本的にぐうたらなのでこのままではそういう老後になりそうなので、それだけは避けたいです…。

2015/01/08 20:26:58

吾喰楽さん、コメントありがとうございます

KYOさん

私の中でも「シニア」と「高齢者」が示しているものはそれぞれ違っています。
具体的にどう違うのかと問われると考え込んでしまいますが、わたしの中では、「シニア」という言葉が差すもの方が広範囲や多肢に渡るというイメージです(そのイメージが正しいものかどうかはかなりあやふやであることが今回わかりましたが…)。

年寄りとか老人とかいう言葉そのものに悪い意味があるとは私は思いませんが、言葉は生き物ですので、その単語が意味するところが嫌われているうちに単語そのものが悪い言葉になってしまうこともあるのでしょうね。

2015/01/08 20:19:19

シニア万歳

さん

100年前は平均50歳で亡くなりましたが今は長生きです。
実年齢×0.7が昔で言う年齢だそうですので、今の50歳は昔の35歳になります。

お互いゴールデンエイジを楽しみましょう。

2015/01/08 19:19:49

定義しないほうが…

COSMOSさん

シニアは何歳からか定義する必要はないと思います。私は勤めていたOB連中の会に入っていますが、25名のメンバーは誰も年寄りだと思っていません。最高齢は79歳です。誰一人「老人会」というものに入っていません。老人と思っていないからです。一人一人が生きていく中で常に考え方から老けないようにしていけばいいと思います。

2015/01/08 18:53:48

私見

吾喰楽さん

こんにちは。

私見ですが、50歳くらいからシニアでしょうか?
でも、“シニア=高齢者”ではありません。
勿論、50歳未満の方が、ここにいらしても全く
問題はありません。

高齢者は、60歳、65歳、75歳、色々ですね。
私自身、67歳ですから、紛れもない高齢者です。
でも、年寄り(老人)とは思っていません。

2015/01/08 16:39:35

PR







上部へ