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須賀敦子の本 

2014年12月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:趣味

主人の姉が、時々本を送ってくれる。

須賀敦子も、多分義姉から送られた本が最初だった。

「コルシア書店の仲間たち」

それ以前に、イタリア文学の翻訳者として、彼女の名前は亡くなったすぐ後の、新聞で読んだ追悼の記事で、知ってはいた。

「ミラノ、霧の風景」という本は、どうやら作家としての代表作のようであった。

彼女のバックグランドを知らずに読んだ、「コルシア書店の仲間たち」は、何とも奇妙な本だった。

余りに日本人離れした、生活と話題。 

でも、その文章には、目の前に様々な情景が広がっていく楽しさがあり、少しずつ、「ミラノ、霧の風景」「ヴェネツィアの宿」「地図のない道」など、著作を読み続けて行った。

或るとき、書店で「須賀敦子追悼集」という厚めの本を見つけて、彼女の足跡を知った。

著作に度々登場する、早逝したイタリア人のご主人ペッピーノ氏と、一緒に写っている写真もあった。

その幸せそうな表情をみて、彼女の人生の基盤は、わずか6年間に過ぎなかった、ペッピーノ氏との信頼関係で結ばれた生活だったのだろうなと、勝手に思った。

そして、カトリック。



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