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独りディナー
「ハイリゲンシュタットの遺書」
2014年12月04日
テーマ:ウィーンからの旅
ベートーヴェンの残した遺書で、音楽通の人達にとっては、世界的に有名な地名となった、ハイリゲンシュタット。
最初に訪れた時は、本当にあるんだ〜、といった感慨があったなあ。
多分、当時と大きくは変わっていないだろうと思われる、ウィーン郊外、ウィーンの森一帯の中にある。
留学して間もない頃、お天気が良いので今日はウィーンの森へ行ってみようと思い立ち、近くの公園でベンチに腰かけていたおばあさん達に、地図を広げて訊いてみた事があった。
「ウィーンの森へ行きたいのですが、どちらの方向へ行けばよいでしょうか・・?」
すると、並んで座っていた二人のおばあさんは「ウィーンの森は、どちらの方向なのか、だって?」と笑いながら
「ウィーンの街の周りが全部、森なのだよ・・」と、教えてくれたのだった。
若い、というのは良いなあ・・、何となく。
未だに、ウィーンに滞在して時間が許せば、ウィーンの森のハイリゲンシュタットは、必ず訪れてみる場所だ。
近くを流れる、ベートーヴェンが散歩をしていたという小川のほとりも、必ず立ち寄って、ゆったりと歩いてみる。
頭の中は勿論、田園交響楽の二楽章「小川のほとりの情景」である。
小川沿いの小径には、「ベートーヴェン・ガング(ベートーヴェンの小径)」という名がついている、
つまり、小川沿いの高級住宅地に住む人たちは、自分の住所が「Beethovengang」という訳だ。ちょっと、魅惑的・・。
遺書を書いた家の窓から、すぐ近くに教会が見える。
この教会の鐘の音が聞こえなくなって、ベートーヴェンは絶望の余り遺書を書いた、とも言われている。
小さな博物館になっている彼の部屋で、15分も佇んでいれば、教会から時を告げる鐘の音が聞こえてくるのに・・。
今回訪れた時は、3時少し前だったので、15分に一度の定例の鐘の音と、3時を告げる鐘の音を聞いた。
そして私は、窓から見える青い空のあまりの美しさに誘われて、地下鉄で一路、シェーンブルン宮殿の庭園へと足を延ばしたのだった。
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