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2014年11月23日 外部ブログ記事
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東京都市大学での研究会「昭和天皇実録について」

 「昭和天皇の歩み」を示す詳しい年表に基づき、昭和天皇の誕生1901(明治34年)から1989(昭和64年)ご逝去まで87歳の人間天皇の存在を「実録」の年表により説明された。文芸春秋10,11月号「昭和天皇実録」作家、半藤一利、昭和史研究家、保坂正康、歴史学者、磯田道史、さんの対談を読んでいたので、大変勉強になりました。

 そもそも「実録」は全部で12,000ぺ―ジに及ぶもので刊行されるのは来年以降になります。「実録」のような帝の一代史の叙述は中国の漢の時代、司馬遷が「史記」を編纂したものが始まりで、古代中国で皇帝がおかくれになった後編纂されるのが習わしとなり、東アジア全域で広がりました。中国の各王朝の他にも、朝鮮、ベトナム、琉球でも正史として存在しますが、今ではこれらの国で王朝が倒れ、日本のみで「実録」が作成されたことになります。

 「昭和天皇実録」は日本が戦争に巻き込まれた次代の真実を明らかにするという意味で、衝撃の記録になっています。特に、これまで我が国では、近代史を国民が義務教育の中で正しく学ぶ機会が無かったことを考えると、軍事国家の大元帥から、戦後の平和国家の国民の象徴としての激動の昭和天皇の素顔を全61巻の「歴史」として国民の前に示されることは大変意義深いと思われます。

 望むらくは、今回必ずしも表に出てきていない「天皇独白録」、「各侍従長の書き留めた記録」が何らかの形で公表されるべしと考えるが如何であろうか?歴史の「真実」が公開されることに大きな意味があるのだから・・・

 写真は熊野古道、熊野本宮大社、大斎原(おおゆのはら)の大鳥居を正面にのぞむ。日々是好日。

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