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吾喰楽家の食卓

時の流れ 

2014年09月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

木曜日に東京へ行き、金曜日に帰宅した。
そして、土曜日に東京へ行き、日曜日の帰宅である。
木曜日に義姉から、「泊まり続ければ良いのに」と云われたが、喪服の用意がない。

土曜日の昨日は、親戚の四十九日法要だった。
菩提寺は、二人の兄と同じである。
寺は生家に近いので、生家で着替えてから行くことにした。
時間に余裕があったので駅から生家までは、僅かに遠回りだが旧バス通りを歩いた。
途中には小学校の同級生の家である、カメラ屋、煎餅屋、果物屋、硝子屋があった。
その内、同級生の兄が家業を継いだという、煎餅屋だけが残っていた。
カメラ屋に至っては、駐車場である。
そこには、西ドイツおたくの夢見る少女がいた。
彼女から、通りに面した二階の部屋で、色々聞かされたことを思い出した。
更に歩くと大きな交差点があり、昔は、菓子屋、八百屋、薬局、お茶屋があった。
その内、薬局だけが残っていた。
半世紀近くも前のことなので、少しでも昔の面影が残っていたのは、増しかもしれない。

   *****

法事が終わってから、二人の兄夫婦(総勢五人)と生家で飲んだ。
兄から、隣の金物屋と向かいの提灯屋が廃業したことを聞いた。
何れも、奥さんに先立たれて、商売を続ける意欲を失くしていたようである。
話題は、自分の葬式に移った。
兄たちは自分の連れ合いに、あれこれ指示をしていた。
この年になれば、数歳の年の差など、無いに等しい。
二人の兄は、自分が残されることなど、考えていないようだ。

この日の施主は10歳も年下の女房を亡くし、納骨の際に見せた落胆ぶりは、見るに堪えないものがあった。
若くして連れ合いを亡くすのは勿論だが、高齢になってからも実に気の毒である。
62歳で妻を亡くした自分は、最近、いい時期だったのかと思えるようになった。

   *****

9月13日(土)の会席



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ウイールマンさんへ

吾喰楽さん

度々、有り難う御座います。

わが家もそうでしたよ。
私の場合は、大切にというよりは、恐妻家だったんですね。

妻が病気になってからは、100%云うことを聞きました。
もっとも、妻は、あんまり、無理を云いませんでしたが。

2014/09/15 06:34:08

吾喰楽さん

ウイールマンさん

”奥様を大切にして長生きしてもらう”との件、はい了解です。
今でも決して逆らわず、言われた事は素直に従ってますが。

ソヨカゼさんがおっしゃる通り、女性は年をとるにしたがって強くなり、逆に男はガクッと来るんですね。
先のこと考えると、だんだん弱気になってきちゃいますよ。

あーせつない!!!!!

2014/09/15 03:16:38

まさよさんへ

吾喰楽さん

どういたしまして。

私と、ちょうど10歳違いなんですね。

富士山のご来光とは、素晴らしい。
私は、車でしか経験がありません。

介護の仕事は、体力的にハードだと思います。
健康に留意して頑張ってください。

2014/09/14 21:05:33

有り難うございます。

まさよさん

さん こんばんは
誕生日のコメントありがとうございます。

これからも、宜しくお願いします。

これからが青春と思い、今年8月富士山の御来光を見られましたが
来年も登りたいと思いました。

介護の仕事でも、これからも利用者さんの少しでも
お手伝いができるとよいと思います。


ガールスカウトのリーダーとしてもがんばりますね。

まさよ〜〜より♪☆*~゚⌒('-'*)⌒゚~*☆♪

2014/09/14 19:47:11

SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

最近のわが家は、汚れ放題です。
大分、草も伸びて来ました。
お彼岸に備えて、来週は何とかしないといけません。

結局、若くても、若くなくても、連れ合いを亡くすのは辛いのです。
ただ、高齢の場合、大概の男性はガクッと来ます。
ところが、女性は、必ずしもそうではありません。
私の母がそうでした。
父だって長生きでしたが、母はその後15年も頑張りました。

エッセイ向きですか・・・

2014/09/14 18:42:40

風香さんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

多くの男は根拠がないのに、妻が看取ってくれるものだと信じているようです。

2014/09/14 18:28:18

やはり

さん

吾喰楽さん こんにちは。

今日は出かけた後に、今になってようやく家中の飾りを夏から初秋に替えていて遅くなりました。

連れ合いを亡くす時期ですが、やはり若いと辛いですね。
女性は高齢になると、ある程度達観するように見えますが、男性はぐっと衰えるようです。

その意味では吾喰楽さんにはよかったかもしれませんが、複雑ですね。

今日、思ったのですが、もしかしたら小説よりエッセイ向きの方かもしれません?

2014/09/14 17:46:42

先立つ

さん

>二人の兄は、自分が残されることなど、考えていないようだ。
そのような状況、男性は希望、願望なのでしょうか。
お迎えの話は身近、で冗談にならぬ話ですものね。

2014/09/14 17:25:20

ウイールマンさんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

異国の地で、奥さんに先立たれるとしたら、辛いですよね。
変な云い方をすると、アメリカ生まれのお子さんは、見かけこそ日本人ですが、中身はアメリカ人。

それに、親子の絆は、母親には負けますね。
その点、奥さんはアメリカ人のお子さんでも、母親は強いですよ。

対策は一つ。
奥さんを大事にして、長生きして貰うことです。

2014/09/14 14:09:34

吾喰楽さん

ウイールマンさん

最近つくずく感じますが、いついってもおかしくない年になってしまいました。

ましてや10年前程には、この人生が永遠につずくと思ってましたが、最近はだんだんゴールが近くなってきたのが実感です。

まあこれも人生だと思いますが、なんとなく寂しい限り。

今日のランチの時も、もしうちのが先にいったら、アメリカに一人で住んでいても仕方ないので、日本に帰ろうかなーなんて話してました。

勿論うちのはもし自分が先にいっても、アメリカに残って孫達と一緒に暮らすそうです。

やはり父親はハンデイーがありますね。子供たちからはちょっと遠いみたい。

2014/09/14 12:12:19

喜美さんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

わが家は狭い土地ですが、近所の広い跡地には、何軒もの住宅が建っています。
陸軍大将の跡地は、某タクシー会社の社長が住み、今はマンションが建っています。

2014/09/14 11:31:26

秋桜さんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

今回は、外出が続いてしまいました。
速いもので、来週はお彼岸です。
今年は、中日ではなく、入りに墓参りです。
それが終われば、少しのんびりできます。

秋桜さんもだと思いますが、ある期間、看病できたことも、いい時期と思える所以です。
事故となると、また、お気の毒ですよね。

2014/09/14 11:27:39

マリーさんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

長生きに越したことはありませんが、やはり、健康が前提ですよね。
ピンコロが理想ですが、こればかりは、どうなることやらです。

2014/09/14 11:23:01

パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

帰路の電車で、昨日のことを思い出していました。
家に戻ってから一気に書き上げたのですが、今、読み直すと、細かいところで直したい部分もあります。
小説もどきで苦しんだのが、少しは役に立っているのでしょうか。

2014/09/14 11:20:29

今と昔

喜美さん

お忙しゅうございました

ご近所さんも変わりますね
生まれたところは駅前まで変わりましたし
今ここのご近所さんも1軒と畑があったところに6件の家が出来ました

2014/09/14 10:46:13

法事でしたか・・・

秋桜さん

多忙を極めておられたのですね。
おつかれさま。

あの世への旅たちは、年の順というわけには
いかないですね。
10歳年下女房でも、妻が先に逝くというのは
よくあることですが、残された者の哀しみ、寂寥感はいかばかりかと想像します。

高齢になってからの尚、喪失は痛いでしょうね。
そう意味では・・吾食楽さんと同じ思いです。

2014/09/14 10:12:06

一般的に

さん

男性が先に逝かれるのが多いけれど順番が違うこともあります。

奥様を亡くした後も元気で活躍しているご主人もいらっしゃいます。

吾喰楽さんは小説という大きな目標がありますし、食生活には気を遣っていらっしゃるのできっと長生きしますよ。

2014/09/14 10:07:11

文が・・・

パトラッシュさん

前よりも、良くなっていますね。
スムーズです。
本文の場合、淡々とした中に、しっとりした情感さえ、漂わせています。

2014/09/14 10:01:19

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