豚丼開眼

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みょうが徒然

2014年08月10日ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

5月に北海道に行った折、帯広で以前から娘が食べたがっていた豚丼にやっとありつけた。
本家本元と言われている”ぱんちょう”には2時過ぎに着いた。
長蛇の列もしばしばと、何かの本に書かれてあったので空腹に耐えられるかしらと不安だったけれど、時間帯がずれていたせいでガラガラだった。メニューは豚丼のみ。豚肉の枚数によって値段が上がって行く。私は5枚で800円。娘は6枚で900円。

私は子供の頃から豚肉が苦手、特に脂身。ほんの少しでも外側に付いていたらそれは綺麗に剥がす。真中ならその部分は切って誰かに食べてもらっていた。滅多に食べないけれど、トンカツはひれだけだ。だから今回の豚丼は娘に押し切られた形で、期待もせず内心は嫌々付いて来たのだった。

覚悟をしていたよりずっと早く目の前に置かれた豚丼は、ビックリするほどシンプルだった。お丼の中で5枚が重なり合うように並べられ、5個のグリーンピースがパラパラと置かれているのみ。
タレにしっかりと漬かり炭火で焼かれた豚肉は、所々に焦げ目がありながら輝いている。色の濃いタレのせいで、何処が脂身なのか分からず、取りあえず口に入れてみる。とんでもなく美味しい味と、ほのかなおこげの香り。見た目ほどには、味は濃くなく、脂身は・・・等と考える間もなく完食。

ご飯の上に直接肉を乗せるなんて考えられなかったけれど、この美味しさ、簡単さ。
あれから何度か北海道で買ったタレを使い、私の腕には関係無く、姉家族や友人に作っているけれど、食べた人は皆一様に美味しさにびっくりしてくれる。考えてみれば肉巻きおにぎりも同じ様な物なのかしら。

私の遅い豚丼開眼。娘と一緒の今月末の北海道旅行。今回1泊目は帯広の様だ。