メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

人生いろは坂

憂い 

2014年06月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 一国や会社を預かる立場にあるものは当面のことだけではなく国家百年の計と言われるように長いスパンでの国の在り様や
会社の行く末を考えるべきである。しかるに多くは在任中のことだけに終始し自分だけが卒なく終わればそれでいいと言った
人が少なくない。本当にそれで良いのだろうか。

 さて、今国会では国家百年の計どころか、わが国民を戦争の恐怖にさらすかもしれないようなことを、それも国権の最高機関
である国会ではなく内閣で勝手に決めようとしている。幾ら歯止めをかけたからと言って、いったん法に定めてしまえば解釈は
幾らでも変更できる。それが分かったうえでの議論だけに性質が悪い。

 どう考えてみても集団的自衛権などというものは認められるようなものではない。ましてや日本には憲法九条と言うものが
厳然としてあるからだ。しかるに憲法を変えるのは面倒くさいので憲法を骨抜きにしてしまおうという話である。実に乱暴な
やり方である。

 日本の同盟国はアメリカである。この国は太平洋戦争以来、自らを世界の憲兵と称し色んな国の争いに介入してきた。それは
アメリカという国家を牛耳っている産軍複合体という政府を超える権力の意志に他ならなかった。大統領が何といおうと自らの
腹を肥やすためなら時の政府を自分たちの思うようにコントロールして戦争へ介入するという実に強い意志を持った力であった。
目的のためなら大統領すら暗殺しかねない闇の力だと言った方が良いかもしれない。そんなものに同盟国だからといったこと
だけで協力体制に持っていけば、ともに戦地で死を賭して戦わなければならない。

 その意思があろうとなかろうと銃を握らされ戦地へ行かなければならない。銃を握って人を殺せば殺人である。戦地だからと
言うだけで殺人が許されることなのだろうか。あなたに銃を握って恨みも憎しみもない人を殺すことが出来るのだろうか。

 ましてやその任をこれからの若者や自衛隊員に課そうと言うのである。たかが一国のそれも一党の党首というだけで首相になった
人に許されることなのだろうか。そこまでの権限を誰も与えてはいない。まして憲法という国のあるべき姿を定めたものがあるにも
関わらずである。

 私たちは真剣に国の行く末を考えなくてはならない待ったなしの状況にある。高齢者の中には生活できないような困窮者が増えて
いる。高齢化はますます加速している。地方では目に見える形で過疎化が進んでいる。そんな中で貴重な戦力である若者を戦地に
送り込むようなことが果たして可能なのだろうか。とても一国のかじ取りをしている人の考えとは思えない。

 残念ながら私たちは先の選挙で自民党に大量得票を与えてしまった。その結果、思いがけないことに遭遇している。そう自民党に
票を投じた人の多くは景気回復を何とかと考えたに他ならない。戦地に若者を送り込もうなどと考えて票を投じたわけではない。
秘密保護法に始まって密かにもくろんでいたことの全てを自分の任期中にやってしまおうと言う考えのようだ。

 そしてTPP交渉で足かせとなった農協まで解体させられようとしている。まさに独裁国家のような状態である。また野党も
何も手が出せないような状況が情けない。頼りとなるのは公明党だけと言うのも情けない。この国はいったいどちらへ向かって
進もうとしているのだろうか。今は外に向かうのではなく内々のことを何とかしなくてはならない。待ったなしの状況なのだが。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ