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2014年04月08日 外部ブログ記事
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 人体・ミクロの大冒険「老いと死」について
 
 NHKスペシャル第三回(最終回)が6日日曜日の夜放映された。これは人体の不思議な構造を追い求めたNHK取材陣の素晴らしい本「人体・ミクロの大冒険」角川書店http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/B00J94VDU4/ref=dp_image_z_0?ie=UTF8&n=2250738051&s=digital-text を三回に分けてTV放映したもので、誕生、成長、老いと死に分けて放映された。老いと死に至る原因は免疫細胞の暴走によるもので世界で100歳以上の老人が最も多いとされる、イタリア・サルジニア島(5000人に一人の割合で100歳の人がいる)でも調査をした。血液検査の結果、免疫細胞の改善には毎日の運動がよく、免疫細胞の働きを活性化させることが出来ることが判明した。
 
 写真右は免疫細胞の内、中心的なT細胞で、骨髄のニッチで毎日1000億以上つくられ、病原体を見分ける能力を持つ司令塔の役割を果たす。T細胞が攻撃命令を出すと(サイトカイン)、マクロファージュ(別種の免疫細胞)が攻撃する.写真(中央)は肝臓内でマクロファージュ(青い部分)が攻撃しているところで、免疫細胞の暴走より健康な人の肝臓が肝硬変になっている。


 写真(下)は健康な人の血管の中でマクロファージュが血小板を攻撃した結果、動脈硬化をきたしている。すべての老化現象は免疫細胞が暴走することにより起こり、T細胞が判断能力を失うことで、自己攻撃をし始めることに起因すると考えられている。T細胞は生まれて、思春期になるまでは心臓の上部突起にある胸腺で選別されるが20歳頃になるとT細胞の増殖が止まり、胸腺もなくなる。T細胞はランダムな形のアンテナを持った免疫細胞で、不要なアンテナを持つT細胞は胸腺で選別される。種の保存の原則に則り、子孫が出来れば存在の役割がなくなる(死に向かう)ようにプログラムされているものと考えられる。
 
 人口T細胞はT細胞に山中ファクターを加えることによりIPS細胞として製造できることが分かっている。再生医療で細胞シートが心筋細胞を作り出すことが出来る(60兆個の細胞はロボットではなく相互に依存する)ように、IPS細胞は細胞の力を借りたもので、免疫細胞も人口的につくることが出来る。
「変えることのできる運命は運命ではない」(山中直弥教授の言葉)

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