メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

流老記

バス停にて 

2013年12月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

昨日に続き
冷たい北西風が吹く。

久し振りにバスを乗り継ぎ
地元の路線バスの旅、
に出かけようと思ったのだが…

バス停で待っていると
一台のタクシーが
バス停のスペースに止まり
ドアを開けて乗客を降ろそうとしていた。
けれど乗客はなかなか降りて来ない。
そのうちバスが来て
クラクションを2回ほど鳴らすが
まだタクシーの乗客は出て来ない。

タクシーの車内を透かして見ると
料金のやり取りでもたついているようだ。

何度かクラクションを鳴らされ
やっと出てきたのが
杖をついたお婆ちゃん。

脱兎のごとく
タクシーが移動し
やっとバスが着いたが
乗り込む段になり
自分の前のオバさんが
乗車口に立って財布をゴソゴソ。

小銭が足りないらしいが
あるはずだと言いながらゴソゴソ。

自分の後ろには
数人が待っている。

運転手が見かねて
千円札でもいいですよ、と声を掛けるも
あるはずだ、の一点張りでゴソゴソ。

しばらくして
おかしいわねえ、を連発しながら
渋々千円札を出す。


ああ
バスの運転手の気持ちを考えると
自分なら
とてもじゃないが勤まらないなあ、と思う。

今のバスは年寄りだらけで
これからも同じだし
何より
自分も同じようになるかもしれない。

そして近い将来
みんながICチップの認識票を首からぶら下げて
乗物から買い物まで全てが自動処理される
管理社会になるのだろう。

そこから弾き出された者たちは
一体どうなるのか…

心配するほど長生きできないし
したくない。
せめて
生きている間に禁煙法が施行されなければ
それだけでいい。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ