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8月18日県自然環境センターから日向薬師、日向山を経て広沢寺温泉へ(2/2)  

2013年08月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

薬師林道は峠を越えて七沢温泉に下る。首都圏自然歩道の一部にもなっている。林道に出て直ぐ、梅園に上がる階段があり、指導標があった。階段道の方は、日向山1.2km・広沢寺温泉3.3kmと書かれている。まだ正午、「舗装林道を歩いて下って終わり」も面白みに欠けそうだったので、山靴ではなかったが、日向山に向かうことにする。12時2分だった。

山道は良く手入れされた道だった。入り口の梅園付近は階段だったが、後は日向山と梅の木尾根の鞍部までは上り巻き道できつい傾斜は無い。しばらく進んだところで、大きな葉に真っ赤な花穂がある。近寄って見ると花では無い。真紅の5枚の萼片の中心は黒い種。マルミノヤマゴボウ(丸実の山牛蒡)の実だった。花の時は萼片も白いそうだ。なかなか鮮やかで何枚か写真を撮る。草丈が30cm位で下向きに蕾かと思われるような花を垂れているヒメガンクビソウ(姫雁首草)も見られた。

12時26分。日向山と梅の木尾根の鞍部に着く。十字路になっていて指導標に直進は弁天の森キャンプ場へ1.03kmと書かれていた。日向山に上るため右折する。道はいきなり丸太階段になり、しばらく続くがやがて傾斜が緩み檜林の木の根道になる。展望の無い尾根道だ。頂上かなと思われる場所に来たが、丸木のベンチはあるが標識はない。まだ先のようだ。少しだけ下ってまた少し上ると弁天様の石祠のある日向山山頂だった。厚木市と伊勢原市の境界でもある。

日向山山頂到着は12時39分だった。標高は404m。南東方向だけだが視界が開け、霞んではいるが、遠く茅ヶ崎市のビル群、江ノ島、相模湾も見える。丸太のベンチで弁当を食べる。直射日光は檜の森で遮られており、風が吹いていたので暑さは感じない。30分ほどの昼食休憩にする。日向薬師を出て以来、誰にも合わない。この時期、里山に登ろうという人はいないようだ(^^;

1時10分、山頂を発つ。かなり急な尾根道の下りだった。開花中か蕾か分からないようなダンドボロギク(段戸襤褸菊)、マツカゼソウ(松風草)、ヒメガンクビソウも結構多く見られた。1本だけヤマホトトギスかヤマジノホトトギスの蕾があったが、残念ながら開花していなかった。

1時21分、日向山と見城山の鞍部七曲峠に着く。左折してジグザグ道を玉川の谷に下る。7分ほどで舗装された林道出た。ここから林道を数分下った所に、大釜弁財天がある。玉川の渓流が大岩で分流し、大きな石の岩屋の様な所に流れこんでいる。この岩屋に弁財天が祀られている。川はこの直下で高さ4mほどの滝になり岩が丸く抉られた滝壺がある。これが、大釜の謂れのようだ。滝脇の岩に中年のカップルのハイカーが座って休んでいた。

林道脇ではヒメチドメ(姫血止)やオオバチドメ(大葉大血)が沢山見られた。1時39分、林道を遮断している獣避けのゲートに着いた。フックを回して通り抜ける。ここからは民家が点在し、谷沿いには田畑がある。

1時54分、広沢寺温泉玉翠楼の対岸を通過。少し先で繁茂して一斉に開花しているセンニンソウ(仙人草)の写真を撮る。自販機でコーラ缶を買い飲みながら歩く。近年拡幅されたらしい道路の法面にビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)の屹立した花穂や、ベロニカの様な花が揺れていたが、何か違和感があった。

14時20分、県道の七沢病院入口のバス停に到着。「日陰が無いな」と思ったが、2分ほど後には、厚木バスセンター行きのバスが来た。これで、半無計画の今回の山歩きを終えた。

写真1枚目は日向山からの眺望、2枚目は大釜弁財天の直下の滝



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