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8月18日県自然環境センターから日向薬師、日向山を経て広沢寺温泉へ(1/2) 

2013年08月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

8月18日、大山山麓の厚木市の七沢にある、神奈川県立自然環境保全センターに行ってみることにした。自然観察園を付属施設に持っていることを知ったからであった。近くには県立の七沢森林公園もある。

小田急線で9時過ぎに本厚木駅に到着。コンビニで弁当を買って、徒歩3分程の厚木バスセンターへ。始発なので発車時刻の5分ほど前にバスが到着。エンジンを止めての待機中は冷房も停止で暑い。9時20分、バスセンターを発車。中心市街を抜け住宅地の丘陵を2つ越えて、玉川のほとりに出、丘陵の間を進む。

9時48分。「馬場リハビリ入口」バス停で下車。脇道を少し上がった先に神奈川県総合リハビリテーションセンターという病院を併設する大きな施設がある。県道に戻り。100mほど行くと、自然環境保全センターへの分岐である。住宅地の緩やかな坂を上り、9時54分、自然環境保全センターのゲートに到着。

自然環境保全センターの本館までは、樹木観察園の中の歩道を進む。竹や笹、樹木の名が表示されているが、雑草は刈り込まれ、草花は見かけない。5分程で本館の前に到着。本館はかなり大きく、2階建てで展示場や研修会場もあるが、エントランス付近を覗くだけにした。入口の中側にあった自販機で飲料を買って飲み、入り口前のベンチで出発準備。その時5人程の60〜70代の男性5人ほどと、ガイドをするらしい女性が本館から出て来て、靴に蛭避けのスプレーを掛けていた。そう言えば昨年は蛭が大発生し、市街地近郊の公園にも居たニュースが報じられた。自分はその準備はしていないが、腕に防虫スプレーだけ掛けた。

本館とやや間隔を置いて研究棟の建物があるが、その軒先の小プールにはアサザの花が咲いていた。10時10分、自然観察園入り口の来場者カウンタのボタンを押して浅い谷にある観察園に入る。最初は刈り払いされた木立の中の道だが3分程で小さな流れのある谷底に下る。以前は水田が連なっていたのだろうか、谷底はある幅を保った平地で、雑草が生い茂り浅い池が点在する状態になっていた。観察路付近は綺麗に草が刈られていたが、後は自然放置のようであり、池も特別に水性植物を植栽したりはしていない様子。

谷の入り口付近では、花はとうに終わっているがハンゲショウ(半夏生)が大きな群落を形成していた。少し先からはコアカソ(小赤麻)が多くなる。草花はキツネノマゴ(狐の孫)、マツカゼソウ(松風草)、アブラガヤ(油萱)、ミゾホウズキ(溝酸漿)、ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)、ヌスビトハギ(盗人萩)、ヤマゼリ(山芹)などが見られたが、残念ながら初見の草花には出会えなかった。

10時38分、観察路の谷奥の終点まで歩いたので、谷の斜面の森の観察路に向かう。水流は無いが沢筋の日陰でオオバチドメ(大葉血止)を見かけ、花があったので撮影。5分程で丘の上の樹木園の中の東屋に到着。休憩をとる。その後、付近を歩いてみたが、草花はヌスビトハギがあるだけ。と思ったら、ヒオウギ(檜扇)が2株、綺麗に咲いていた。

10時56分、自然観察園を出る。園内では、大人も子供も誰にも出会わなかった。まだ夏休み中、しかも日曜日なのだが…。近くにある七沢森林公園の方が人気なのであろう。

この後は特に計画は無い。自然環境保全センターの本館とは逆方向に向かう。直ぐに県水道の伊勢原浄水場のフェンス脇に出た。11時、フェンス脇の三叉路で日向薬師の指導標を見て曲がる。後ろからサイクリングのカップルが来たが直進して行った。

道端で大きく育ったシロザ(白藜)、アスファルトの隙間に生えたナガエフタバムグラ(長柄双葉葎)を撮り、丘陵の斜面に点在する民家の間を進む。10分程歩いたところにヤブカラシ(藪枯らし)が茂っているのを見た。昨年、そして今年も撮影しているが、初めて昼頃には落ちてしまう雄蕊と花弁が残っている写真が撮れた。近くでノブドウ(野葡萄)の蔓も見かけた。実がかなり付いているが、花も残っていた。ちょっと残念なことに、こちらは雄蕊と花弁が落ちた後だった。また5分程歩くと、すっかり草が刈り取られて茶色の枯葉色の土手に、何か花が咲いている。近寄って見るとツルボ(蔓穂)だった。葉は草刈りでほとんど伸びていないが、20cm位の花茎がそこここに伸びて、綺麗な薄紫の星型の花を密に付けていた。他にゲンノショウコ(現の証拠)、センニンソウ(仙人草)も撮る。

11時23分。バス道路の三叉路に出る。坊中というバス停があった。ここからは上り坂になるが5分程で日向薬師の参道の分岐に出た。やや急なアスファルトの上り坂の先に石段が森の中に消えているのが見える。参道を進むと民家脇にテッポウユリ(鉄砲百合)が綺麗に咲いていた。石段を上り、山門を過ぎると自然岩を階段にした箇所もあった。

11時40分。日向薬師の本堂前に出た。しかし本堂の姿は見られない。大きな仮屋根に覆われていて、その中は基礎工事中で、建物は全く無い。昨年から7年を費やす大修理という表示があった。日向薬師は正式には、日向山霊山寺法城坊である。自販機で飲料を買い、鐘楼の近くの木陰のベンチで休憩。一服する。

15分程休憩し、コンクリート製の仮本堂で薬師如来を拝み、薬師林道へ向かう。仮本堂と林道の間に広場があり、店が2店ほど休憩所もあった。20人ほどの人出だった。今は参道を上ってお参りするのではなく、車で真横まで来る人が大部分なのであろう。

写真1枚目は神奈川県立自然環境保全センターの敷地入口、2枚目は日向薬師の参道



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