Howling Room

本日はマイケル・ジャクソンの命日 

2013年06月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:徒然

ブルガリアの国境を越えて次の収穫を探しに
ルーマニアに・・・

国境の係官はとても偉そうにしている。
何様のつもりなんだろ?
これも旧社会主義の名残???

まぁ、事なきを得てパスポートも返して
もらって国境を通過。

首都ブカレストまでの道のりは
どこまでも続く果てしない地平線。
その彼方此方にテレビなどでよく見かける
石油を掘る油井ポンプの上下運動が見えます。

そう、ルーマニアは石油が出るんだね。
掘り出した石油を利用して火力発電所を
稼動しているそうで、そこで出来た
副産物である「お湯」を何と街まで
パイプラインを引いて運んでるんだって。

お陰で寒い冬でも市民は暖かく暮らして
いるそうです。
原発問題で揺れる日本とは大違いだね。

ルーマニアは農業国でもありますが
工業も盛んな国です。隠れた大国ってこと。
その証拠に自国ブランドのクルマを作っています。

自国に自動車メーカーがあるか無いかは
その国の発展度合いや国力の目安になるんですねぇ。
クルマを作っている国と作っていない国、
あらためて世界を見渡せば一目瞭然。

それはさておき
ルーマニアと云えば頭に浮かぶのは
コマネチとチャウセスク、それにドラキュラ
くらいですね。

興味があったのでドラキュラが棲んでいた城に
行ってみました。
小ぢんまりとした雰囲気のある城でした。

ここで夜な夜な抜け出しては人の生き血を
吸っていたのか、と思いきや
彼は民衆のために大活躍した城主だったんですね。

アイルランドの作家の小説によって歪曲されて
しまいました。ドラキュラ伯爵の反逆者に対する
残虐で無慈悲な行為から連想してあのような
とんでもないイメージが出来上がって
しまったんだね。

串刺し公という異名を取った程、
それはそれは惨たらしい処刑だったらしいです。
でも、歴史を考えれば普通だと思いますけどぉ?

ホントは国を守るために大活躍したルーマニアが
誇る英雄なのにね・・・恐れ入りました。

ルーマニアっていうのはローマの人という
ところから来てるのだそうで、国民の皆さんは
それを大へん誇りにされてるそうです。
う〜ん、想像するにやはり相当なくらい
歴史に翻弄された国なんですねぇ〜。

ドラキュラの生家という所にも行ってみました。
今はレストランになっていて、たくさんの
観光客で賑わっていました。

早速、そこでドラキュラランチを体験。
肉団子のスープがやたら美味しい。
肉の風味がたまりませ〜ん。
頭の隅を肉の串刺しがよぎったけれど
そんなの無視、無視。

この生家のある場所はシギショアラといって
とても綺麗な街並みでいつまで居ても
飽きませんでした。流石、世界遺産。

街を散策していると綺麗に花をデコレーション
している一軒の家が・・・
綺麗だなぁと眺めていると中から主らしい
小柄な女性が出てこられました。

ハローって声かけたら「どこから?」って
英語で聞かれたので「日本です。綺麗なお庭ですねぇ」
と答えたら何と「どうぞ中にお上がりなさい」って
家の隅々まで見せていただきました。

これってテレビの「世界街歩き」でよくやってる
アレ???テレビならではだと思っていたのに・・・

日本では考えられないですね。見知らぬ外通りすがりの
外国人を家の中に招き入れるなんて・・・

でも、すごく感激してしまいました。
これで俄然ルーマニアが好きになっちゃいました。
ローマの人バンザイ!ルーマニア万歳!!
アハハハ、単純だね。

そんなルーマニアで忘れてならないのが
社会主義最後の大統領チャウセスク。
テレビでその最期が放送されてたのを鮮明に
覚えています。

大統領が最後に演説したバルコニーは
市役所の二階のバルコニーだったんだね。
テレビではあんなに高くに見えたのに・・・

そして、かの有名な「国民の館」
馬鹿でかい、異常、豪華、、、何だこりゃ?

それが感想です。ちなみに延べ面積は
アメリカのペンタゴンが世界一らしいです。

天井が異常に高くて異常に広い会議室、
それもすごい数の部屋。部屋と言うより
ホールと表現した方が当てはまります。
3000室超あるそうな。気が遠くなるぅ・・・

このでかい建物は大理石やマホガニー、
あらゆる高級材料で出来てるんだって。
偉大な独裁者でなければ成しえない偉業だね。

この建物の中央にあるバルコニーにも
立ってみました。

ズゥ〜ッと遥か向こうまで一本の道路を通して
ブカレストの街並みが一望できます。
広い!!!

故チャウセスク大統領、
実は市役所のバルコニーではなく
このバルコニーで演説する予定だったのだけど
当時、未だ完成していなかったんだって。

ここで初めてブカレスト市民の前で演説したのが
かの有名な故マイケル・ジャクソン。

しかし、彼は開口一番
「ハロー、ブダペスト!!!」
って言ったんだって。

ズルズルゥ〜〜〜〜
こんなベタな滑り方アリか???
参った参ったマイケルジャクソン。

かくして我がルーマニア旅行は無事終了!



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