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兄弟旅行 1日目 

2013年05月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

5月25日、二人の妹とその夫、そしてMOMOと家内での兄弟旅行に出かけた。妹達の夫の運転する車2台で、群馬県嬬恋村の国民休暇村「鹿沢高原」に一泊、鹿沢高原と長野県須坂市の旅を満喫してきた。

自宅を8時過ぎのバスで出発。町田駅から新宿へ小田急線、新宿から大宮へJR埼京線、大宮で新幹線に乗り換え上田駅に11時15分に到着着し、松本から車で来た妹達と合流した。
  
MOMOは下の妹の夫の運転する車の助手席で先導役。家内は上の妹の夫の運転する車に分乗して出発。東京は曇り空だったが、上田は快晴で陽射しは熱い。国道144号を群馬県境の鳥居峠に向かう。道路沿いには、ほとんどレストランは無いとのことで、注意しながら進む。現在は上田市だが真田町本原地区にある「食事処しんりん」で昼食を摂った。なかなか良い店だった。安くて味も良い。鳥居峠にはドライブインもあったが、営業はしておらず、旧真田町の中心部も駐車場を持つ良さそうな店は見当たらなかった。

峠の上田側は急坂でカーブが多く、杉林などで展望も余り無いが、峠を過ぎ嬬恋村に入ると視野が開ける。鳥居峠の標高は1362mある。まだ新緑が柔らかい色合いである。道端には鮮やかな黄色の小花を沢山付けたアブラナ科の草が目立つ。相模原では見かけない野草だ。妹が名前を忘れたが、近年一気に増えた帰化植物だという。ネットで調べたら名はハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)、日本生態学会が日本の侵略的外来種ワースト100に入れた植物らしい。綺麗ではあるが…。

田代地区で、嬬恋パノラマライン南ルートに入る。新緑の森、キャベツ畑、浅間山の眺めが楽しませてくれる。嬬恋パノラマラインは元来は広域農道、巨大な車輪を付けた大型トラクタとも出会った。キャベツ畑はまだ苗の植え付けから日が浅く、地面がキャベツに覆われる7月頃程の迫力は無いが、見事である。広大な畑のバックには、緩やかな高原の森、さらに浅間山、黒班山、篭ノ登山と続く峰があり、開放的な気分が心地良い。

嬬恋パノラマライン南ルートの終点まで走り、県道235号線に入る。深い森の中に別荘地、ゴルフ場、ペンションなどが点在している。路面舗装がかなり傷んだ箇所もあった。有料道路の鬼押ハイウェイの十字路を突っ切って直進、嬬恋村と長野原町の境界の所にある古瀧花木野草苑(こたきかぼくやそうえん)に1時50分に到着した。

入園料は500円だがインターネットから割引券を印刷しておいたので300円になった。花木野草苑の管理人のお爺さんに支払いし入園。手打ちそば古瀧庵の店の裏側から谷に下る。途中に釣り堀がある。谷底に着くと古瀧が見られる。落差10m程の滝で、両脇の岩壁に新緑が清々しい。滝の下流に何本もの散策路が設けられている。木道や橋は手入れが行き届かず幾分傷んでいるところもあった。園内では、いろいろな花が見られた。ユキザサは蕾が多く、ほんの一部だけ開花していた。かなり葉の大きい濃いピンクのクリンソウ、花は終わって大きな葉だけのミズバショウ、丈が1.5m位のオオマムシグサ、丈が5cm程の小さいマイヅルソウ、蔓性低木のチョウセンゴミシ、クワガタソウ、盛りは過ぎてしまっていたがエンレイソウなど。少々荒れた花壇では、黄色のセイヨウサクラソウ、セイヨウジュウニヒトエ。園外にはサクラソウとフイリアマドコロ(斑入り甘野老)もあった。

古瀧花木野草苑では1時間弱を過ごした。まだ時間は早い。車で10分程の浅間牧場まで行くことにする。北軽井沢の交差点で国道146号線に出て軽井沢方面に向かう。駐車場脇の売店でコーヒーを飲む。妹達はソフトクリームを食べていた。一休み後、上の妹の夫だけは行かなかったが正面の丘の東屋まで上る。展望が素晴らしい。残念ながら間近ではあるが浅間山は逆光で鮮明では無いが、北面には斑に雪が残り、頂からは煙が上がっている。嬬恋村と長野原町の方向は広々とした緩やかな浅間山の裾野で針葉樹の濃い緑と新緑の若緑の帯が幾重にも広がる。遥かその先の四阿山(アズマヤサン)や本白根山は霞んで青いシルエットになっている。北海道の写真を思わせる大きな眺めである。ズミ(酸実)、別名コリンゴ(小林檎)またはコナシ(小梨)の木の花が満開だった。タチツボスミレが綺麗、クサボケの赤い花、スズランの芽は沢山あったがまだ花はしばらく先。標高が1250m程の地だ。

4時過ぎ、浅間牧場を後にする。浅間牧場まで来た道を田代地区まで引き返し、県道94号線を湯の丸高原方面に上る。新鹿沢の温泉街を抜け、湯尻川の谷を少し上ると、宿泊予約した国民休暇村鹿沢高原の入り口である。4時半過ぎの到着。駐車場に車を置き、直ぐに宿には行かず、隣接した野草園を歩いてみることにした。

駐車場脇にはサクラソウ、そしてスズランも開花し初めていた。谷脇にシロバナエンレイソウの花が咲いていたが、遊歩道からやや遠い。望遠レンズで撮った。野草園は村上山の山麓斜面にある。ジグザグ道を最上部まで上ってみたが、まだまだ野草の花は僅か。タチツボスミレやキジムシロというどこでも見られる花は沢山あったが…。取り頃のワラビは沢山あった。それでもショウジョウバカマが何株か、そしてコメガヤ、林内にはツバメオモト、流れの近くにはコハリスゲなどが見られた。
 
国民休暇村鹿沢高原の玄関への上り口近くにはコマクサが植裁されており、ピンク、赤、白の花が見られた。

5時半過ぎにチェックイン。別館白樺棟1階の3室が割り当てられていた。8畳間で窓際の板張りに小形のテーブルと二つの椅子が向かい合わせに置かれている。トイレはウオッシュレット。ゆったりできる部屋だった。大浴場「雲井の湯」が本館との渡り廊下の途中にあり、窓を隔てて露天風呂もある。11時前に行ったら、広い浴場誰も居なかった。入浴中に一人、出る前に一人でほぼ貸切状態であった。夕食は、バイキング。生ビールの中ジョッキ一つでMOMOには丁度良い感じだった。

写真1枚目は古瀧、2枚目はキャベツ畑と浅間山



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