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吾喰楽家の食卓

人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま) 

2013年05月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:働く

今では第二の故郷とさえ思っている魚津だが、単身赴任したのは左遷だった。
すでに誤解は解けているが、元はといえば無責任な噂だ。
吾喰楽に対する不名誉な噂がトップの耳に入り、転勤が決まった。
転勤の理由を告げられて初めて噂を知ったが、反論しても‘時すでに遅し’である。
一度決まった人事は、変わらなかった。
退職も考えたが、転職の当てがなく、転勤を受け入れざるを得なかった。

   *****

‘住めば都’と云うが、今から思えば、魚津の生活は快適そのものだった。
以前から関わっていた会社の社長を兼務していたが、その会社は、後年、自分で清算した。(参照:シニア・ナビブログ/会社の解散・12.3.13)
本業の営業は、一人きりなので、何から何まで自分が頼りであった。
裏切り者として左遷された男に、表立って協力してくれる同僚はいなかった。
何人かの仲間は信じてくれたが、仕事の協力者には成り得ない。
そのうちに、仕入先の営業担当と意気投合して、二人で頑張り、それなりの実績は残せた。

   *****

五年ほどして、「本社に戻らないか」と云ってくれた上司もいたが、丁重に断った。
後任が簡単に見付かる筈もないので、期待しても失望するだけだと思ったが、魚津の生活が快適になっていたことも関係ないとは云えない。
そのうちに、本社ではリストラ風が吹き始め、定年を待たずに会社を離れる同僚もいた。
魚津の場合、一人減らすのは閉鎖することであり、当時、そこまでは追い込まれていなかった。
誤解は時間が解決してくれ、魚津にいたがために、リストラから間逃れたのである。
‘人間万事塞翁が馬’とは、こういうことを云うのだろうか。

   *****

写真
5月12日(日)の夕餉(豚の生姜焼とジャコ天おろし)



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喜美さんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

喜美さんの場合、戦争を経験なさっているので、戦後生まれの吾喰楽には想像もできない、ご苦労がお有りだったことでしょう。
それしても、「今二人になって本当に幸せ」と云えるのが一番です。
良いことも、悪いことも、全てがあって、今があるのですから。
お互い、健康には留意しましょうね。

2013/05/14 14:44:41

色々あります

喜美さん

なるようになれです 私も今思えば
こんなところに来る嫁あるかと 自分でも思いました 親は空気が良い所でいいし 彼は大人しく忍耐強い
と 昔の娘は親の言うとおり
長男で(それは知っていたの)兄弟6人昔の田作りの家で其の6畳が私達の部屋
唯お料理が好きで朝から晩までお勝手にいたの其れで救われた 義父は大喜び もうやめよう昔のことは 今二人になって本当に幸せ

2013/05/14 14:27:09

きらりさんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

人間、成るようにしか成らないと思っています。
でも、それは投げ遣りに生きるのではなく、精一杯遣った後で、初めて云える言葉です。
そして、厳しい状況でも、心の持ち方一つで、しあわせ感は得られるのではないでしょうか。
「災い転じて福と成す」と云う言葉もあります。
苦しいことは、天が与えた試練と思うしかありませんね。

2013/05/14 13:13:33

いろんな思いしましたね。

きらりさん

いろいろありますね、人生は・・・・・
今になって考えれば、というのはたくさん
ありますし、なるようにしかならないと言うか
その時その時の自分が置かれた場所とか、自分の
考え方で道も分かれるんだと思います。
後戻りは出来ないけれど未来は変えられます。
”人間万事塞翁が馬”ですね♪

2013/05/14 13:00:13

秋桜さんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

本当に吾喰楽の性格は‘しあわせ’かも知れません。
昨日、ちらりと書きましたが、独身時代の1年近い入院生活も楽しかったです。
その間、読書と絵を描く楽しさを覚えました。
その後、絵は挫折しましたが、読書好きは今も続いています。(最近は余り読んでいませんが)

2013/05/14 09:06:12

そよかぜさんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

見方によれば、負け惜しみにも取れます。
結構、吾喰楽は楽天家ですから、自分に都合が良い風に考える傾向があります。

今回、そよかぜさんは、痛い思いをしました。
それだって、将来、起こり得る大怪我を防いでくれたのかも知れません。
天の警鐘と考えれば、いいんですよ。

2013/05/14 09:05:11

パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

仕事のことは、余り書かないようにしています。
でも、会社の清算と転勤の経緯は、書き残したいと思いました。
その内、もう一度、何か書くかも知れません。

吾喰楽は文才では、時代小説は無理ですよ。

2013/05/14 09:04:06

似たような思いをしています

秋桜さん

>‘人間万事塞翁が馬’とは、こういうことを云う  のだろうか。

ほんとに苦あれば楽あり、ではないですが
生きていると様々なことに遭遇しますね。
結果オーライと思えることはしあわせですね。

>人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがう ま) 

きちんとルビを打っているところが
吾喰楽さんらしいです^^
ほとんどのひとが「にんげん・・・」と
読んでいますものね。

2013/05/14 07:49:01

色々あるのですね

さん

吾喰楽さん おはようございます。

ドラマのような事が現実世界でもあったのですね。
しかし、何が不幸で何が幸いするかわかりませんね?

ちょっと凹んでいましたが、これも未来への教訓か?次に浮かぶ様にとの試練か?と思えるようになりました。

体作りの為に私もちゃんと食事も気をつけなくちゃ!

2013/05/14 07:40:21

掌編小説のようです

パトラッシュさん

サラリーマンの世界も、いろいろあるのですね。
設定を変えれば、時代劇にもなりそうで・・・

2013/05/14 07:25:41

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