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4月18日 大戸緑地公園から高尾駅へ(2) 

2013年04月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

 14時10分、四辻に到着。ちょっとした峠で、そのまま北に進む尾根道と高尾山口へ下る道。反対側の初沢町に下る道があり、名の示す通りの十字路である。予定通り尾根道を直進する。高尾山口の道を歩く人が多いので、また人と出会わなくなる。6分ほど上ると、尾根の東面が広く伐採され見晴らしの効く場所に出た。直ぐ下に高尾霊園、緑に囲まれた丘陵上に開かれた狭間町の住宅街、そして八王子市の中心部と関東平野と、良い眺めだった。切り株に腰を下ろし、ペットボトルのコーヒーを飲む。付近に花弁の大きいスミレが咲いていた。その場では分からなかったが、ニオイタチツボスミレらしい。鼻が効く方では無いこともあり、香りは感じられなかった。

 伐採地の脇を過ぎると、また森の中の道になる。常緑低木のミヤマシキミの花が残っていた。里が近づき、時折、どこからかスポーツで気合を入れる声や京王高尾線の電車の音が聞こえる。14時50分、小さな広場があった。ヒメユズリハか常緑の黄色の若葉が綺麗な木の枝に、黒い羽に青い帯の蝶、ルリタテハが羽を休めていた。ルリタテハは成虫で越冬する蝶である。ここで御婦人と出会う。「ここからの展望が良かったけど」と言っていたが、若木が視界を遮っていた。

 広場を過ぎると一気の下り坂になった。15時丁度、下り切ると峠の様な十字路。右側は三和団地の住宅街。左は森の中へ斜めに下る道。指導標があり、団地の中を指して「高尾駅」と書かれていた。三和団地と高尾の平地の間はまだ山の尾根が連なっており、道もある様子。その山道に入ってみた。一つのコブを乗り越えると、団地を造成した時に作られたコンクリートで保護された崖の上。新緑の低山に囲まれた三和団地の街並みが眼下に広がる。そこから一旦下り、稜線部分まで団地の家が来ている箇所の数軒の家の裏を通る。大きな花を付けたスミレが沢山群生していた。どうやら園芸種のビオラ・ソラリアの“プリケアナ”という品種らしい。このスミレも丈夫なようで、宅地の近くで野生化している。

 宅地の裏を抜けると、再び山の尾根の上りになる。鳥居と階段が現れた。「浅川金比羅宮」という神社だった。階段の脇には、ツクバネウツギが花を付けていた。15時15分。金毘羅宮の前に出た。社殿は鉄扉に鍵が掛けられていた。正面には小さい舞台もあり、社殿の脇には祠も2つほどある。地元では由緒ある社のようだ。ベンチに座り一息入れる。上って来た反対側にも鳥居があり、階段があった。これを下る。急傾斜の道を下って林を抜けると、高尾駅南側の住宅地だった。近くに浅川小学校があり、下校の生徒達が歩いていた。中央線の踏切を渡り、高尾駅北口までの400mで、15時40分、今日の歩きを終了した。

 写真1枚目は「ヤマツツジ」、2枚目は「伐採地から八王子市方面の眺望」



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