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ある声楽家の死　

2012年12月03日 ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し


本田武久さん、テノール歌手でした。

胞巣状軟部肉腫、不治の病と闘いながら一生懸命生きてこられましたが11月28日、4１歳で旅立たれました。

7月のドキュメンタリー番組で初めて本田さんのことを知りました。（それまでもいくつかのＴＶ番組に取り上げられていたようでしたが）

繊細な声、優しい声の方でしたね。

5年前、30歳代で医師から「人生のまとめを考える時期です」の言葉をもらった、とブログで知りました。

落ち込むこともあったでしょうけれど、

前向きに前向きにの日々だったようです。病を抱えながら緩和ケア病棟を訪れて歌のプレゼントを。


本田さんは、「歌うこと」は「生きること」と言っておられました。
その言葉通り、各地で周囲の方の支援を得ながらコンサートを開き歌ってこられました。

右足を失い、肺に脳に舌に転移する病巣と闘いながら5月までコンサートを続けてこられ

最後の3?4ヶ月は緩和ケア病棟で親しい人に支えられて静かな日々を過ごされてと思います。


病状を案じながらブログを開く日々でしたが、3週間ぶりに更新のあったのは

支援者からの訃報でした。

自分の歌声を聴きながら静かに旅立たれたそうです。


あの、精神力はどこからうまれてくるのでしょう。

周囲のサポートも素晴らしいものがあったと感じます。

41歳は早すぎますが燃焼しきった一生だったのでしょう。


http://www.youtube.com/watch?v=J_ZFyjayvZ8



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