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老道化師のひとりごと。　

2012年06月15日
テーマ：テーマ無し

朝のうち晴れ、夕方になって曇り。

歩くと汗ばむのは
この時期として当たり前か。

昼近くに
渋谷で撮影のアシスタント、といっても
ただ見ているだけの付き添い。

これまで何十年も撮影現場には立ち合ってきた。

外での撮影からスタジオ撮影、
商品からモデル、建物、記録、記念撮影まで
ほとんどの業種に携わってきたと言っていい。

ときにはディレクターとして、
またあるときはプロデューサーとして、
アシスタントや取材車のドライバーなど
人がいなければ何でもやった。

地方から国政選挙まで手掛けたし
国際的なイベントまでやったこともある。

それでも
ポジにしろネガにしろ銀塩の世界でのこと。
デジタルが出始めたとき
写真の世界が変わると思った通り
銀塩は衰退の一途をたどる。

無くなりはしない、などと強がってみたところで
ビジネスとしての役割は終わったのだ。

デジタルは留まることなく進化を続ける。
その先がどうなるかなんて
知ったこっちゃない。
電算が支配する社会で
人は従属するしかなくなって行くだろう。

唯一、それを妨げるとしたら
大規模な戦争しかないが
次の世界大戦が起きれば
人類滅亡にまで進みかねない。

大げさなことを、と笑う人は
幸せな人だ。

原発が再開されるが
原爆の地雷を残したようなもので
悪魔はほほ笑んでいることだろう。

携帯で
ゲームをやることが、
評判のレストランを探すことが、
仲間とくだらないおしゃべりすることが、
…
それほど大事なことになるなんて
思いもしなかった。

仲間に掛けた電話から
お掛けになった電話は
お客様の都合により通話できなくなっております、
だってさ。

何とも見事な
泣き笑いのセリフだねえ。

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