パトラッシュ さんのプロフィール
ギャラリー作品一覧
No | 91 |
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作品名 | 近詠三首 |
説明 | こんな歌を、詠みたくはないのですがね・・・ |
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No | 92 |
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作品名 | 小噺 5 |
説明 | 「そいつぁ、勘弁してもらいてぇ」 「飯にしとくか?」 「両方おねげーしやす」 「強欲なやつだ。お前みたいのを、不器の者と言ってな」 「何です?」 「器の小さな人間のことだ」 「いいや大丈夫。あっしなら、丼を持ってめーりやす」 お後がよろしいようで・・・ |
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No | 93 |
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作品名 | 小噺 4 |
説明 | 「ちったあ稼いで、日が暮れてから来い。地酒のいいのがある」 「そりゃありがてーや」 「フキ味噌だけに、飲み過ぎて、不帰の客になっても知らんぞ」 「何です?」 「帰らざる客だ」 「いえ、あっしなら、這ってでもけえりやす」 「そうじゃない。死んじまうことだ」 |
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No | 94 |
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作品名 | 小噺 3 |
説明 | 「いい匂いがしますね」 「また来たか。今忙しい」 「御隠居さんでも、料理をやるんで?」 「フキ味噌は、わしの得意料理の一つだ」 「ふっ、これがほんとの手前味噌」 「何を言うか、これを舐めてから言え」 「こりゃうめえや。一杯やりたくなるね」 |
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No | 95 |
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作品名 | 小噺 2 |
説明 | 「そりゃ、野生の方がアクと苦味が強い。雪の下でじっと春を待ってたんだ。 強いに決まってる」 「あっしも野生なんですがね」 「お前はそもそも、忍耐が足らん。だいたい朝から油を売ってていいのか?」 「さいならー」 |
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No | 96 |
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作品名 | 小噺 1 |
説明 | 「御隠居さん、こりゃフキノトウでやんすね」 「おう熊か。そうだ。在の友人が送ってくれた」 「ざいですか。しかし随分と不揃いですね。八百屋にあるのと大ちげえだ」 「あれは栽培もの。これは野山に自生したものだ」 「どう違うんで?」 |
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No | 97 |
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作品名 | しゃぼんでした |
説明 | 「あー、さっぱりした。すべすべして、何だかいい男になったみたいだ」 「だろ。男だって、顔くらいきれいにしなけりゃいかん。早いとこ嫁さんもらえよ」 「残りのあれ、全部下さい」 「どうするんだ」 「彼女にプレゼントします。どうせご隠居さんなんか、使わないでしょ。 そのしわくちゃ顔に」 「こら!。まあいい。くれてやる。彼女もいいけど、練炭だけには気をつけろよ」 |
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No | 98 |
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作品名 | これは何でしょう |
説明 | 「おや、ご隠居さん、美味そうな最中で」 「おう、熊か。こりゃ最中じゃない」 「じゃあ、きんつばでしょ。おいら好きなんだなこれが」 「食い意地の張ったやつだ。食べ物じゃあない」 「なんとか旅館って、書いてありますぜ」 「京都の老舗旅館だ。ミシュランの三ツ星にもなった」 「わしゃ、しゅらん」 「困ったやつだ。ほら、一つやる。顔でも洗って出直して来い」 |
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No | 99 |
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作品名 | 泣くな 男だろ |
説明 | 孫です |
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No | 100 |
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作品名 | 遍路道 5 |
説明 | 雲辺寺からの下り。 落ち葉の絨毯の、その厚いこと。 |
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