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人生いろは坂

放射能被害について考える 

2011年11月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 放射能被害に関しては様々に語られており、私達一般人にとって何が正しくて何が間違いなのか
皆目分からないのが実状です。だからと言って自分で測定しても測定器の性能や測定の仕方によって
数値は様々に変わるので、これだけは経験がものを言う世界なのです。それは私の技術屋としての
長い経験から言えることなのです。

 従って、数値に踊らされたり一喜一憂する事なく冷静に事態の推移をみていて貰いたいのです。
多くの情報を得ることは良いことですが全ての情報を鵜呑みにしないこと、得てして人間はそのこと
だけに目を向け始めると他のことが見えなくなってしまう傾向にあります。その方がかえって怖い
ような気がします。もし、子どもさんの健康が心配であるならば放射能の影響がないところへの
思いきった移転をお勧めします。

 私が心配しているのは過剰なまでの心配はかえって免疫力を弱めるし、子どもさんに対しての
影響も少なくないからです。子どもさんは親の気遣いに敏感に反応します。それが体調不良を
助長することがあります。今日の研究では気持の持ち方によって免疫力が大きく変化することが
知られています。放射能被害を跳ね返すくらいの免疫力を高めたいものです。

さて、今日のAsahiコムにはこんな記事が掲載されていました。

 東京電力福島第一原発周辺の住民が食事や呼吸で放射性セシウムを体内に取り込んだ結果、被曝
(ひばく)量がどれくらいになるかを京都大などのグループが調べ、14日発表した。

 最大に見積もって計0.16ミリシーベルトで一般市民の年間線量限度1ミリシーベルトを下回った。
京大防災研究所の石川裕彦教授(環境災害)らは7月2〜8日、住民が実際に食べたり吸ったりする
食料やちりに含まれる放射性セシウムの量を調べた。

 福島第一原発の20〜70キロの圏内のスーパーマーケットで食料と飲料水を集め、放射性セシウム
の含有量から食事による内部被曝量を推定。平均で年間0.003ミリシーベルトで、濃度の高い
食料を毎日食べ続けたと仮定した最大値は0.083ミリシーベルトだった。

 地上1.5メートルの空気中のちりを集め、含まれるセシウムから被曝量を推定。ほとんどの場所
が年間0.003ミリシーベルト以下で、最も多い浪江町で0.077ミリシーベルトだった。食事
の最大値とあわせると0.16ミリシーベルトになる。

 こうした年間内部被曝量は、数時間いただけで浴びる線量と同じ程度の場所もあり、グループは
外部被曝対策の方が重要としている。(鍛治信太郎)

この記事を信じるか信じないかは読んだ人次第と言うことになります。

 また、私の知人の田中優さんはこんな記事を送ってくれました。少し長くなりますがそのまま手を
加えずに掲載しておきます。但し、掲載するに当たってはご本人の了解を得てと思いメールで問い
合わせ中なので差し支えある場合は取り下げるつもりです。御了解下さい。

ポスト311、何を食べたらいいのか

◆放射能の何が危険か〜内部被曝◆
放射能とは放射線を出す能力のことで、被害を与える本体は放射線だ。
それは電磁波の一つで、光や携帯電話の電波と同じものだ。だがその
中に、とてつもなく体に悪いものがある。それが電離放射線と呼ばれ
る放射線だ。その放射線は遺伝子を切ってしまう。私たちの体の設計
図だ。それでも一本残っていれば再生できる。遺伝子である二重らせ
んのDNAは、二重らせんで対面するペアの組み合わせが、互いに必
ず決まっているからだ。ところが細胞分裂するときには一本ずつに分
かれてそれぞれが新たなペアを作っていく。そこで切断されたら再生
できなくなる。ぼくら大人はすでに成長しているから、もはや細胞分
裂は多くない。でも雨後のタケノコのように育つ子どもたちは、細胞
分裂を限りなく続けている。だから子どもへの方が数百倍もの影響す
るのだ。
その放射能が数メートル先の地面にあって、そこからの放射線で撃た
れるとき、被害はさほど大きくない。放射線は四方八方に飛び散るた
め、自分に当たる角度に飛ぶものだけが当たるからだ。そしてまた放
射線は、近くの方がエネルギー量が大きい。離れれば影響は小さくな
る。しかしその放射能を食べてしまって、体の内側から撃たれたらど
うなるだろう。距離が近い上に、どの方向に飛ぼうが全部が命中する
ことになる。だから外からの外部被曝よりも、内側からの内部被曝の
方が被害は数百倍も高くなるのだ。

◆どの放射能を気にすべきか◆
今回の福島第一原発事故は、チェルノブイリ原発事故と違って核爆発
ではなかった。そのため爆発温度が低く、金属が蒸発するほどの温度
に達していない。おかげでチェルノブイリのように金属核種が蒸発ガ
ス化して、風に乗って遠くまで飛ぶということはなかったようだ。
そのおかげで心配されたプルトニウムはほぼ原発敷地周辺と風下にあ
たった飯館村にとどまり、骨に蓄積して体外に排出されにくいストロ
ンチウムも被曝量でセシウムの一万分の一以下にとどまった。
当初に人々を被曝させたヨウ素は遺伝子を傷つけてしまったので将来
に被害をもたらすものの、寿命が短かったおかげで現時点では数億分
の一まで下がっている。今後気をつけなければならない放射性物質と
しては、ほぼセシウムに限定されていると言えるだろう。

◆セシウムの性質と食べ物の汚染◆
だからセシウムを含んだ食べ物が怖い。食べ物が放射能に汚染されて
いたら、体の中に蓄積されて、内側から放射線に撃たれることになる
からだ。体内に入った放射能も、時間が経てば排泄されていく。
この時間を「体内半減期」と言って、物質によって大きく時間が違っ
ている。しかし今回の福島第一原発事故では、最大の被曝量となるの
はセシウムだから、そのセシウムを見ておこう。
セシウムは水に溶けやすいと言われる。しかし現実には溶けやすすぎ
るのだ。マイナス116℃で水と反応するセシウムは、常温の大気に出て
くれば必ず大気中の水蒸気と反応する。そして一度水と反応したセシ
ウムは、二度目の反応はしない。だから常温の世界では水と反応しな
いのだ。水と反応したセシウムは、粘土やホコリと反応する。余った
電子の数が、粘土を引きつけるからだ。だから現実には、セシウムは
必ずホコリと共にやってくる。水の底に沈んだ汚泥や側溝の下、雨ど
いの下やすべり台の下に集まるのはすべてそのせいだ。エアコンや車
のフィルターに集まるのも同じだ。
逆にそのせいで、最初の雨水に叩き落されはするが、その後の雨には
含まれにくい。野菜も同じで、当初ホコリと共に降り注いだセシウム
が野菜を汚染したが、その後の野菜の汚染レベルをみると、ほとんど
汚染されていない。根を経由しての汚染は、ほとんど見当たらないの
だ。汚染度は以下のHPに掲載されている。
全食品 http://yasaikensa.cloudapp.net/browsebyproduct.aspx
淡水魚 http://www.nuketext.org/parts/tansui_gyo.pdf
底生性生物 http://www.nuketext.org/parts/soko_uo.pdf
回遊魚 http://www.nuketext.org/parts/uki_uo.pdf

◆産地と濃度に気をつけるべき食品◆
逆に言うと、汚染されている食品は限定されている。それらを覚えた
方がずっと早い。
第一に生体濃縮による汚染だ。栄養と勘違いして集めてしまったセシ
ウムを、微生物、小魚、大魚と濃縮してしまった場合だ。この生体濃
縮に注意すべきものは、「肉・卵・魚・牛乳」だ。しかし日本の畜産
ではアメリカ産の配合飼料を与えるのが一般的であるため、家畜の汚
染度は高くない。当初の汚染されていた稲藁を与えてしまった牛肉や
牛乳以外では高くはない。むしろ問題なのは天然由来の魚介類だ。

魚の汚染度を見てみると、大まかに淡水魚、海の底生生物、海の回遊
魚の順に汚染が下がっていく。淡水魚の中でも特にアユが高い。これ
は特殊にセシウムを集めるコケを食べているためだ。それ以外の淡水
魚も高い。これは栄養分の少ない川に生息しているためだろう。汚染
されている海は限定的だ。特に福島沖と茨城沖が高い。福島原発から
莫大な放射能が海に流されたが、その流れは北から流れてくる千島海
流が南に押し、茨城と千葉の県境にある犬吠崎で、南からの強い流れ
である黒潮に押されてハワイ方向に流されていくためだ。もちろん乱
流もあるので周囲に広がりはするが、汚染度の高い場所は福島と茨城
沖に限られている。

第二に特殊に集める生物がある。直接食べることはないがコケ、特に
注意すべきなのはキノコ、とりわけシイタケ、ナメコだ。キノコは菌
類であるせいか、よく周囲からセシウムを集めてくる。他に葉の固い
イネ、笹、竹などが集めやすい。特に来春のタケノコは要注意だ。
日本では一般的ではないが、チェルノブイリではブルーベリーが非常
に高く汚染されていた。

第三に幹や枝葉から汚染が伝った可能性のあるものとして、果物、クリ
、ウメ、お茶がある。福島周辺は3月の時点では若葉はまだ生えていな
かった。幹と枝ばかりの落葉樹には、幹自体に汚染が取りついた。それ
が樹幹流と呼ばれる雨水の流れとともに、果実に入り込んだのだろう。
お茶の調査では根から吸い上げたものではないとされている。汚染され
た落ち葉も、2011年の葉よりも2010年に落ちた落ち葉の方が汚染度が高い。

第四に部分的に集めている作物がある。特にコメの胚芽部分、小麦の麦
芽部分だ。チェルノブイリの調査では、胚芽部分に93%の汚染が集中し
ていたというデータもある。胚芽部分を除いた白米では、汚染は相当低
くなる。

◆にわかベジタリアンに◆
他の野菜類は根から集めていないようだ。そもそもセシウムを植物は吸
い上げたくはなく、カリウムと間違って集めている。カリウムが十分な
土地では集めないのかもしれない。しかもチェルノブイリでは、年数が
経つにつれてセシウム汚染は下がっている。セシウムは粘土に吸い込ま
れやすく、年を追って引き出されにくくなるようだ。その結果、ホコリ
をかぶった当初の野菜を除いて、ほぼすべての野菜の汚染度は極めて低
い。ホウレンソウもナタネもヒマワリも集めていなかった。特にナタネ
が集めていないことを知ったとき、正直ほっとした。というのは、日本
人が食べている野菜の中では、ナタネと同じアブラナ科の植物が圧倒的
に多いからだ。ということは、私たちの食品の汚染はかなり汚染を避け
られるのかもしれない。
そう考えてみると、誰が風評被害を作っているのかはっきりする。それ
は汚染食品を怖がる私たちではなく、キログラム当たり500ベクレル以
下という甘すぎる基準を作った日本政府が元凶なのだ。野菜はほとんど
一ベクレルも汚染されていない。ところが500ベクレルの基準以下と言
われるだけなので、安心して食べることができないのだ。
私たちは当面、にわかベジタリアンになろう。とにかく安心して暮らせ
ることが大切だ。そして落ち着いた気持ちになれたら、本当の元凶であ
る原発を止めよう。大丈夫、脱原発を求める私たちの方が確実に多数派
なのだ。テレビ・新聞が何を言おうが放っておけばいい。私たちは圧倒
的多数派なのだから、今の仕組みの方をを変えてしまえばいいのだ!

 原発推進派が息を吹き返そうとしています。しかし、原発の制御の上において問題になっている
ことは何ら解決していません。

 それどころか福島第一原発の事故以前から言われていた問題が多々あります。それは建設後30年
以上を経た原発がたくさんあることです。そして耐震化の見直しも十分には出来ていません。

 更に言えば老朽化した原発をどうするかと言うことや使い古した核燃料棒の保管や始末さえ出来ない
ような状況なのです。原発は作ることより維持管理に関する様々な問題や廃棄に大きな問題を抱えて
いるのです。

 私達の生活の質を落としてでも原発依存は止めるべきだと思います。生活の質を落としたからと
言って死ぬようなことは全くありません。そのような状況の中で私達は生まれ大きくなってきました。
格段に技術は進歩しているのですから、こうした先進的な技術を生かして生きるべき道を模索して
いくべきだと思うのです。

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