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ニャンコ座リポート
お便所ファースト (1/17 阪神淡路大震災の日)
2024年01月17日
テーマ:テーマ無し
あちこちの大雪に「雪かき=生きること」と言う書き込みを見て、あ〜、私はここに住んでいて良かったと、しみじみ思います。毎日ささやかに雪が降って、雪を掃いています。
京都滞在中、息子と風を切って走るわよの写真が届きました。 新聞コラムに、避難生活で1番大変なことは「トイレ」だと書いてありました。私もそれほど長かったわけではありませんでしたが、胆振東部で断水に遭いましたから、よ〜くわかります。地震から数時間後、「まもなく水道が出なくなるので、水をためてください」と広報車が回りました。おふろの残り湯の他、ありったけの入れ物に、水を貯めました。それでも、たいしてもちませんでした。 7日目にようやく復旧しました。水には3種類あって、飲んだり料理に使ったり、食器を洗ったり、つまり体に入るきれいな水。ホテルなどでたまに見かける、「飲み水には適しません」と言う水。そして、洗濯やいわゆるトイレを流すような水です。給水車からもらう水、ペットボトルももらいましたが、それでトイレを流す気にはなれませんでした。もったいなくてさ。 新聞コラムは「ブギウギ」で、コンサート前のスズ子に、小夜ちゃんが「便所大丈夫ですか?」と声をかけたことから始まっていました。最近はほとんど使われませんが、「用を足す」と言う、体の営みの根源を支える大事な場所で、他人の目を遮り人間の尊厳を守る役割も担うと。全くそう思います。 快適さにすっかり慣れてしまいましたが、子供の頃は、ばあちゃんちの夜のお便所は怖い場所でした。個室が並ぶ学校のお便所も、なるべく行きたくはない場所でした。田舎なので結婚スタートの公宅は、水洗化されていませんでした。今のニャンコ座のトイレは、そこで寝泊まりできる(狭いけどね)ほどに快適です。 日本は世界に冠たるトイレ先進国ですが、安全で安心なトイレは、避難生活の根幹であり「お便所ファースト」の発想が必要と書いてあります。 お世話になっている「沙流川アート館」は、廃校を利用していますが、懐かしい「便所」の文字があります。中は、水洗です。
きょうちゃんのセーターでも編もうかと検索したら、ペットボトルカバーで作る手抜きセーターを発見。さっそく作ってみました。何かをさせようと思い「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」になりました。本日のネリ心の短歌、真夜中の星の寒さを窓に置く 鶴を折りたる眠れぬままに春風に卒業証書手に重く 頑張りぬいた息子誇りて 「出前館」のCMの、サンバで歌い踊る浜ちゃんを見ると、何となく複雑な気分になる。
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