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「チリとチリ」〜友情にポロンポロン 

2023年12月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:日々雑感

障がい者の展示を見つけ、何気なしに受付までいくと
記念品のファイルを貰った。
中には目録とアンケートも入っていた。

最初の立体造形作品から圧倒されていく。
一体、何が?どこが?どんな障害なの?
健常者と何ら変わりはしないのだ。彼らを知りたい!
だが、作者の名前以外、他の情報は何ら知らされない。

おかあさん、おとうさん、ありがとう

書道展示室で、この作品が目に入った瞬間、
私は、不意打ちを食らったようだ。
書から伝わる感情とは、ここまで凄いのか。
込み上げる感情を抑えようと一旦視線をそらした。
そして、もう一度、遠目から鑑賞した。

詩の部門に入ると、虐げられている人、
差別を受けている人たちの声が聞こえる。
施設の塀は、門は何のためにあるのだろう?

原稿用紙に鉛筆で綴られた詩の前で
私は泣いた。♪ポロンポロン。。ポロンポロン。。
童謡の泣き虫かみさまの涙がドロップスに
なったように私の涙も止めどもなくこぼれた。

友を思う純粋な心の詩だった。「チリとチリ」
障がい者という枠はいるのかと思う。
作者:福田英子さんのコメントは、以下の通り。

「自分は、なんてだめな人間なんだろうと思う。
こんな小さなことで。」 そうつぶやいた
友人の肩を抱きたい気持ちで書いた詩です。

〜宇宙の王者 太陽と君は、一体だ。
同じチリで出来ている。
何も心配いらない。光だ〜

そして詩からも一部抜粋して、ここへ。

〜〜大宇宙を創っているチリと
小宇宙の自分を創っているチリは同じ要素    
   生き生きとして快活で
   エネルギーに満ちている

外に出て散歩しよう 温かい光で
宇宙に背中から抱きしめてもらおう
同じ熱のチリとチリになってとけ合おう〜〜〜

友への思いやり、友の存在と大切さ。
やっぱり人間っていいなと嬉しくなった。

(詩は、利益の発生しないSNSならOKと担当者に
確認して、転載しています)



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