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主演女優は自殺未遂を繰り返した「ラストタンゴ・イン・パリ」 

2023年11月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「ラスト・タンゴ・イン・パリ」 1972年製作 イタリア・フランス合作 原題:Last Tango in Paris ベルナルド・ベルトルッチ監督の「ラストタンゴ・イン・パリ」は、公開当時にとても騒がれた映画であることは、昔に読んだ本の雑誌記事で記憶していた。「ゴッドファーザー」の主役のマーロンブランドが48歳のときに出た映画で、「ポルノか芸術か」とか「ヘアがふさふさと揺れている」など・・・・後の「エマニエル夫人」と並んで話題になった映画だ。でも、実際に観てみると、ひたすら男と女が性欲に二人で溺れているだけの映画というわけではない。色っぽさという面では大島渚の「愛のコリーダ」(1976)のほうがよっぽど上だ。妻に自殺されてしまった中年男ポールが、アパートを借りようとしたときに同じようにそのアパートを借りようとした若い女性に出会って、そこでセックスをしてしまった二人は、その後も関係が続く。ポールは「名前なんか聞くな、名前なんか言うな」と、お互いの素性を言わないままに関係を続けようとする。しかしやがて女性のほうからその関係に終止符を打ちたいと願うようになっていき・・・・・・相手の女性・ジャンヌは、映画では明るいキャラでなかなか面白いし、プロポーションもいい。一方、中年男のほうは暗い。相手に自分を開こうとしないから、社交的ではないだろうし、どこか病的にも見えてくる。でも会話がちょっとヘンで気になる。ジャンヌにも彼氏はいたのだが、彼はジャンヌを被写体にしてドキュメント映画を撮っており、つねに撮影隊を引き連れている。カメラを担いだ人、マイクで音を拾う人、その他数名を伴い彼女と会話する。これは彼女のほうはきつい。ヘンな人物が明るいジャンヌの廻りを取り囲んでいるような状況。最初にジャンヌの手を握って離さなかった中年の女性もよくわからない人物だし。この映画は1970年代に作られたパリの映画の「奇妙さ」とコミニュケーションを拒否し、SEXだけの繋がりを求める男女の関係を考えてみることができる。監督は映画に関し、こう述べている。「この映画が教えていることの一つは、今日見られる個人間の関係が困難だということだ。もしお望みなら、コミュニケーション不毛だといえる。しかし人間を裏切らないものがあるとするなら、それはセックスだ。」今見ると、この映画が上映禁止になるほどセンセーショナルだとは思えないのだが、後々、ある場面が問題となった。突然、ポールがバターを使って後ろからジャンヌと性交する場面が、演じた女優マリア・シュナイダーの同意を事前に得ていなかったと、問題視された。バターを使うと決めたのは、撮影当日の朝だったという。撮影当時、48歳のマーロンブランドの相手役を19歳で演じたシュナイダーは、2007年に英紙デイリー・メールとのインタビューで、こう話していた。「実際の性交はなかったものの、場面は脚本になかったため、撮影は「屈辱的」で、「マーロンとベルトルッチの両方に少し強姦されたような気分だった」またシュナイダーは、自分が後に薬物依存症となり自殺未遂を繰り返したのは、この映画でいきなり世界的な注目を浴びたせいだと述べていた。参照:映画 「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の暴行場面めぐる非難 

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