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たかが一人、されど一人

数学者の随筆 

2023年11月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 急に木枯らしが吹き始め、歩いて数分のお宅にサンタクロースのイルミネーションが飾られた。年末までは未だ1ヶ月以上あるが、小さな子供でもいれば、親はせがまれなくても飾るのだろう。早く来い来いお正月だ。連日の報道は歳をとったせいか余りピンとこない。一時はウクライナンの戦争、ここ一月ほどはイスラエルの戦争がトップに来る日が多いが、視聴者はそれほど他国の戦争に関心があるだろうか?小生は関心が無いとは言わぬが、他人の不幸を手放しで喜ぶほど馬鹿ではないつもり。国内も不景気な話題ばかりで些かうんざり。特に、再来年開催予定の大阪万博、もとよりどんなに面白そうでも行く気は無いし、生きていられるかも分かったものじゃない。毎日考えるのは今日と明日の食事のことばかり。生きていくためには仕方ないだろうが、食材と外食代の値上がりはかなりのものだ。不平や不満はさておき、10日日曜日に購入した「月間文藝春秋」12月号の巻頭随筆が面白かった。気象庁職員にして小説家でもあった新田次郎氏の長男で数学者の藤原正彦氏が「明治維新の不思議」として薩摩の教育について書いている。江戸末期鹿児島県は教育への熱意が極めて低く、子どもたちも勉強に関して嘆かわしいほど怠惰で無頓着だったそうだ。まるで我が幼少期を書かれているようだが、それでも薩摩は明治維新の先頭に立った所以を書いている。ここには書かれていないが、山国の小国がひしめいていた我が故郷信濃は逆に教育が熱心に行われたように思う。現役時代仲が良かった鹿児島出で専修大学ボクシング部出身の友人がいた。彼は当に藤原氏が描いたような薩摩人だったが、早逝したことが残念だ。次いで昔テレビに良く出演していたやはり理科系で世相の切り方に共感を覚えていた東京工大教授の中島岳志氏が「秀策のコスミ」と題して囲碁について書いている。最近AI流行りだが、AIが更に進化すると古い知性の復活があるのでは、と考えているようだ。即ち、現代医療分野では細分化傾向が見られるが、人間の健康は部分に拘らず総合的判断の必要性が改めて重要視されるようになるだろうとのこと。囲碁には、総合的判断に立つと時に損な着手をしなければならぬ時もある。この意見には全く同感だ。知らなかったが氏は囲碁もかなり高段者かもしれぬ。

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