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迷いあってこそ私

2023/10/19 

2023年10月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




神戸金史氏FB 2016 7月29日『私は、思うのです。長男が、もし障害をもっていなければ。あなたはもっと、普通の生活を送れていたかもしれないと。私は、考えてしまうのです。長男が、もし障害をもっていなければ。私たちはもっと楽に暮らしていけたかもしれないと。何度も夢を見ました。「お父さん、朝だよ、起きてよ」長男が私を揺り起こしに来るのです。「ほら、障害なんてなかったろ。心配しすぎなんだよ」夢の中で、私は妻に話しかけます。そして目が覚めると、いつもの通りの朝なのです。言葉のしゃべれない長男が、騒いでいます。何と言っているのか、私には分かりません。ああ。またこんな夢を見てしまった。ああ。ごめんね。幼い次男は、「お兄ちゃんはしゃべれないんだよ」と言います。いずれ「お前の兄ちゃんは馬鹿だ」と言われ、泣くんだろう。想像すると、私は朝食が喉を通らなくなります。そんな朝を何度も過ごして、突然気が付いたのです。弟よ、お前は人にいじめられるかもしれないが、人をいじめる人にはならないだろう。生まれた時から、障害のある兄ちゃんがいた。お前の人格は、この兄ちゃんがいた環境で形作られたのだ。お前は優しい、いい男に育つだろう。それから、私ははたと気付いたのです。あなたが生まれたことで、私たち夫婦は悩み考え、それまでとは違う人生を生きてきた。親である私たちでさえ、あなたが生まれなかったら、今の私たちではないのだね。ああ、息子よ。誰もが、健常で生きることはできない。誰かが、障害を持って生きていかなければならない。なぜ、今まで気づかなかったのだろう。私の周りにだって、生まれる前に息絶えた子が、いたはずだ。生まれた時から重い障害のある子が、いたはずだ。交通事故に遭って、車いすで暮らす小学生が、雷に遭って、寝たきりになった中学生が、おかしなワクチン注射を受け、普通に暮らせなくなった高校生が、嘱望されていたのに突然の病に倒れた大人が、実は私の周りには、いたはずだ。私は、運よく生きてきただけだった。それは、誰かが背負ってくれたからだったのだ。息子よ。君は、弟の代わりに、同級生の代わりに、私の代わりに、障害を持って生まれてきた。老いて寝たきりになる人は、たくさんいる。事故で、唐突に人生を終わる人もいる。人生の最後は誰も動けなくなる。誰もが、次第に障害を負いながら生きていくのだね。息子よ。あなたが指し示していたのは、私自身のことだった。息子よ。そのままで、いい。それで、うちの子。それが、うちの子。あなたが生まれてきてくれてよかった。私はそう思っている。父より』今日は母の命日でした。あゝ野麦峠の女工哀史の時代を生き、逞しく私たちを産み育ててくれた。その命日に、映画「月」を観ました。カメラを担ぎ家を出たのに、ふと目に入った映画ポスター。2019年現役を退き、一切の関わりから自分を解き放ちたかった。2023年、丸4年経って徐々にそれまでの関わりが戻りつつある。昨日アルバイトに出た。人に会うのにメイクも久しぶりにした。お金を頂戴する、しかも本業で頂くとなるとかなりの緊張感が。その緊張感を和らぎたく鳥撮影に出たにも関わらず、ポスターに引き寄せられてしまった。映画については、観た人の思いが大切だから私は神戸さんの言葉を借りた。そして、母さんから生まれて私は幸せでした。ありがとうございます。

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