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吾喰楽家の食卓

歌丸師匠を彷彿させる凄い拍手(古今亭菊之丞) 

2023年09月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

最近、国立演芸場へ行くのは、月一回を目途にしている。
他に定例会やサークルの飲み会があるので、その程度にしないと年金生活の家計は厳しくなる。
9月の国立演芸場は、師匠(上席10人・中席7人)が交代でトリを勤めている。
色々迷って、三笑亭夢太朗がトリを勤める、上席9日目を観た。

翌朝も、夢太朗が熱演した『中村仲蔵』の興奮が残っていたが、何気なくパンフレットを見ていたら、無性に中席も観たくなった。
国立劇場チケットセンターにアクセスしたら、8日目の下手側最前列の席が空いていたので飛びついた。
トリは、志ん生の孫弟子である古今亭菊之丞である。
過去に何度か見ているが、久しぶりなので楽しみにしていた。

初めて観る噺家や、初めて聴く噺が多かった。
トリの菊之丞が熱演した『法事の茶』も初めて聴くが、実に面白かった。
客と太鼓持ちが遣り取りする噺だが、落語家の物真似を次々に披露してくれた。
桂文楽、三遊亭圓生、林家彦六、柳家さん喬、五街道雲助、立川談志の六人だったと記憶している。

夫々、高座に上がるところから始めるので、客は何度も拍手をしなければいけなかった。
前半の三師匠はラジオでしか知らないので、所作が似ているか否かは判断できなかったが、語り口は大いに楽しめた。
彦六は前座に手を引かれて、談志はバンダナと黒メガネ姿で登場させた。
昨日の客の入りは五割ほどだったが、幕が下りても拍手が止まず、其の凄さは大入り満員だった歌丸の高座を彷彿させた。

敬称略

   *****

写真
2023年9月18日(月)の国立演芸場(玄関・演題)

お礼
「落語を楽しむ(実演・テレビ・ラジオ)」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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