じゃばのひまつぶし

胆石爆弾破裂 

2023年08月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし・生活

旅先で長年抱えていた時限爆弾が爆発して激痛の数日間を経験した。
お盆が過ぎた週末に孫のミニレースを見るため鈴鹿へ行った。東京から来た息子とホテルで落ち合い夕食後、翌日のレースを見る段取りを決めてベッドに入った。夜の9時半ころ背中に激痛。最初は、久しぶりの高速の運転で緊張して肉離れを起こしたのではないかと思った。しかし結局一睡もできずに朝となり、明け方ようやく1時間ほど眠れた。痛みも軽減。

朝、息子にレースにはいかないこと、墓参りもやめ、このホテルにもう一泊して様子を見ることにした。
墓参りのために予約したホテルをキャンセル。息子はレース見物へ。

午後になって痛みが再開、前面腹部も痛む。休日なのでホテルで休日診療所を聞き、電話すると午後4時までなら応急処置はできるというので、ホテルにタクシーを頼むが30分以上かかるといい、間に合わない。暑い中冷や汗をかきながら駅まで15分歩いてタクシーを探す元気もない。やむを得ず、ホテルに救急車を頼む。高齢者がタクシー代わりに救急車を呼ぶことがあると聞いたが、私もその仲間入りか・・・

部屋に来た救急隊員が私の症状を聞き取り、救急車内で病院へ電話を始める。恐る恐る休日診療所は4時までなら受付というが、無視? 何件か電話の後ようやく動き出す。診療所までは20分足らずと聞いたが、もっと時間がかかったようなのでそこではないと思った。ついたのは回〇病院という立派な病院。

救急車から降ろされてストレッチャーで病院内を走る光景はTVでは見るが初体験。眼を開けていると目が回る。
当直の医師のもとへ着いて、問診と触診で「胆のう炎の疑いがありますね」
「旅先なので、痛み止めの応急処置にしますが、紹介状を書くので早急に地元の医院にかかってください」
薬をもらいホテルに戻るタクシーで運転手が、もう一つ大きな病院がありますが、こちらの病院の方が評判いいですよという。看護士も医師も手際の良さが感じられたので納得。

ホテルに戻ると息子もレースの見物から戻ったところ。翌朝、息子が私の車を運転して自宅へ戻り、息子はまた電車でホテルへ戻って東京へ帰ることにした。

翌朝帰宅後、シャワーを浴びてすぐに市立病院へ。内科の医師の診察。「胆嚢炎の疑いが強いので、今日入院です」即入院かよ。

超音波やらCT検査やらで「胆のう炎と胆管炎」の恐れ。翌日、「胆のう」のゴミを抽出手術、1時間。さらに翌日は「胆のう炎摘出手術」午後2時頃から夕方5時半ころまでの長時間。
手術までの数日は胆嚢炎の痛み、摘出手術後の数日は切腹した傷の痛み。痛みは日に日に軽減。入院から9日間でようやく脱出。

もう記憶にない古い年月の間、胆石があり、それを抑える薬の世話になってきたが、いつのまにか胆石は3センチ位の大きさの時限爆弾に成長していた。

戻ってこれてよかった。鈴鹿の医師の的確な処置に感謝。



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