どうでも雑記

天城峠 W 

2023年08月06日 ナビトモブログ記事
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伊豆の踊子 「最初の出会い」

青年は修善寺温泉街を流していた、旅芸人一座の踊り子の姿を見ていたが、踊り子との最初の出会いは、天城峠への登り口ででもある、湯ヶ島温泉の「湯元館」(写真)に泊まって2日目の夜でした。
宿に流して来た踊り子が、玄関の上がり鼻の板敷で踊るのを、青年は二階への階段の中途に腰を下ろして見ていた。

現在も湯元館の内外装は当時のままの佇まいで、玄関を入ると踊り子が芸をした狭い板敷(廊下の様なところ)がある。
右手には二階に上がる階段など、当時のままの状態ですが、川端康成が執筆していた階段右上の部屋の入り口は閉ざされている。

ここの露天風呂は、宿のすぐ裏を流れる渓谷のような清流は、狩野川の上流になり、山深い景観との一体感のある温泉を満喫できる。

青年は、この湯元館で芸をする踊り子と顔を合わせるが、会話はできなかったものの、このときから青年は踊り子に淡い恋心を抱き、翌日は天候の悪い中、踊り子の後を追うようなかたちで天城峠に向かう。

*「伊豆の踊子」は「雪国」や「古都」と並ぶ,川端康成の代表作である。そして「伊豆の踊子」は6回映画化されている。
そのときの、踊り子役の女優は年代順に、田中絹代・美空ひばり・鰐淵晴子・吉永小百合・内藤洋子・山口百恵で終わってしまったが、もし7回目があれば松田聖子だったろう。
Kenは内藤洋子が良かったと思う(個人の感想(笑))



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