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ニャンコ座リポート
この上もなくぜいたくな時間 (7/10)
2023年07月10日
テーマ:テーマ無し
余市農芸学舎に行ってきました。🍇選定などは無理なので、めざせ🍒だったですが、札樽自動車道工事のための車線減で大渋滞に巻きこまれてしまい、お昼ちょっと前にようやく着きました。 目当てのサクランボは、出だしは好調だったようですが、傷んで全滅でも、ブルーベリー・ハスカップ・ラズベリー・カシスなんかをとっては口に入れて、おいしかったぁ。 午後は、平山裕人さんによる「アイヌ史」講座でした。 いやもう、面白かったのなんのって。手書きの資料が、お世辞にもきれいとは程遠く、つまり伝えたいと言う熱意がほとばしり出ている勢いを感じました。自分の中に、3時間を超える講義を聴ける体力や集中力が残っていたことに、感動すらしました。違星北斗という、余市生まれのはアイヌの歌人・社会運動家の生涯をたどる形での講座でした。 私が生まれ育った地域は、北海道の中では今もアイヌが多く住んでいて、それには様々な理由があるのですが、子供の頃には、クラスにも当たり前にいたし、仲良しの子もいて、まったくなんのこだわりもありませんでした。それが良いことだと思っていたのですが、あまりにも無知であったことに、少なからずへこみました。 平山さんには、アイヌ関連の著書がたくさんありますが、それらではなくて、小学校の先生を退職した瞬間に、すべてばらしてやる〜〜〜っ、と書いた本「小学校〈超管理教育〉の実態」を、買ってきました。ワクワクするほど面白そうです。 今までに、何人かを農芸学舎に誘いましたが、今回、誘ってもいないのに、ブログを読んで何やら楽しそうだと感じて、Aさんがお友達を連れて3人で来てくれました。講座も興味深そうに聴いているようだったし、コンサートでは「逢えてよかったねの、アンサーソング」を歌ってくれました。すばらしかったです。 私は予定通り鍵ハモで「あまちゃん」と、「夏は来ぬ」を歌いました。youtubeにしたので、完成度は十分ではないですが、良かったら聞いてください。
最後に、牧野さんのヴァイオリンを聴いていたら、なんと贅沢な時間が流れているのだ、私はもうこれで十分だ、人はこれ以上何を望むんだろうという想いがこみ上げました。 帰り際、参加してた中1女子が、私のことを「髪の色かわいい」「メイクがかわいい」「(スマホ)ショルダーがかわいい」と、ほめてくれました。何と返答したら良いのか困りましたが、嬉しかったです。いや、最近の中1は、メイクをほめてくれるんだね。って、私、どんなメイクしてるのか、自覚は無いです。 けりをつける人は、又これからの期待にワクワクしそうで、戸惑っているのです。
本日の違星北斗心の短歌 沙流川のせせらぎつつむあつ霰 夏なほ寒し平取コタン 鉄道がシモケホ(静内)まで通ったので 汽車をはじめて見る人もあり 俺はただ「アイヌである」と自覚して 正しき道をふめばいいのだ 岸は埋め川には橋がかかるとも アイヌの家の朽ちるがいたまし 世の中は何が何やら知らねども 死ぬことだけはたしかなりけり
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