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「メグレと若い女の死」 

2023年05月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2022年/フランス〕1953年。モンマルトルの広場で、美しいドレスを着た、若い女が、メッタ刺しにされた遺体が見つかる。事件を担当する事になったメグレ警視(ジェラール・ドパルデュー)は、ほとんど手がかりが無い中、それでも、少しずつ、捜査を進めてゆく。殺された女は、ある金持ちのカップルと関わっていた事が分かってくるが・・・。ベルギーの作家・ジョルジュ・シムノンが書いた、パリ警察のメグレ警視のシリーズ物の一編の映画化。1950年代の物語という事で、科学捜査もなければ、コンピュータもない。とにかく、聞き込みと勘だけで、殺人事件の犯人を探す、メグレ警視。時には、彼の一存で、囮捜査までしちゃって、だ、大丈夫?と思ったりするけど、あの時代、何とかして証拠を掴むためには、ああするしかないんだろうな、と許せてしまう。まるで、縺れた糸がほぐれるように、少しずつ、事件の核心に迫ってゆくメグレ警視だけど、そこに浮かび上がってくるのは、パリという大都会で生きる、孤独な女の哀しみ。若い女たちは、夢と希望と、そして、富を求めて地方からやって来るけれど、誰にでもラッキーチャンスがあるわけはなく、多くは都会の沼にはまってゆく。クラシカルな内容だけど、昨今のニュースを見ていると、時代は変わっても、人間は、そうは変わらないのだなぁと思ったり。オチも他愛ないし、それほどの捻りはないけど、雰囲気を楽しめるいい映画だった。評価 ★★★★☆

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