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「破れ傘長庵」 

2023年03月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1963年/日本〕江戸時代。町医者・良伯のもとで、見習いをしている長蔵(勝新太郎)は、悪事に関しては、妙な小賢しさと、嗅覚を持っていた。彼は、良伯の養女・お加代(万里昌代)を手籠めにし、破門を命じられるが、逆に、多額の口止め料を強請り、姿を消す。数年後。浅草で、村井長庵なる人物が医者をしていた。この長庵こそが、長蔵であった。彼は医師免許を持たなかったが、界隈では、そこそこ成功している。長庵は懇意にしている芸者が、唐木屋の主人に身請けされると知るや、主人を殺そうと考える。また、通りを歩いていた若夫婦の妻・りよ(藤村志保)に一目惚れし、彼女を自分のものにするべく、近付く。長庵は、りよの夫を、唐木屋主人の殺害犯に仕立て上げることに成功。夫は打ち首に。やったぜ! 邪魔者を2人同時に追い払った。この世の女は全部俺のもの・・・これは面白かった。勝新太郎さんの当たり役、「座頭市」の前作品である、「不知火検校」と似たテイスト。「不知火検校」がお好きな方なら、きっと楽しめると思う。勝さんの、悪役っぷりが最高。彼の悪事は、その場の衝動的なものではなく、将棋で言えば、三手も四手も先を読んでの行動。かといって、難しい事をするわけではなく、観ているこちらは、彼は大体何を企んでいるのか分かるので、きたぞ、きたぞ、きたぞ、きたー!って感じで答え合わせができて、スッキリする(笑)。本当なら憎いはずの長庵を、そこまで憎めないのは、勝さんの愛嬌のあるキャラクターのおかげかと思う。これを、同じ大映の田宮二郎さんが演じていたらどうだろう。もっと、とても冷たい印象になっていたのではないかしら。やはり「座頭市」にしても、この映画にしても、勝さんで良かった。逆に、田宮さんの「白い巨塔」の財前を、勝さんが演じていたら、全く違う作品になっていただろうと思うし。ラストは、勧善懲悪。彼は、気に入った女を、全部手に入れてきた気になっているけれど、女が、そういつも言いなりになると思ったら大間違いよ。万里昌代さんも、藤村志保さんも、カッコ良かった。評価 ★★★★☆

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