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「トゥモロー・モーニング」 

2023年01月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2022年/イギリス〕ロンドンで暮らす、コピーライターのビル(ラミン・カリムルー)と、画家のキャサリン(サマンサ・バークス)は、結婚10年目の夫婦。しかし、2人は、上手くいっていない。口を開くと、言い争いに発展してしまい、ついに、ビルは家を出る。いつまでも、そんな事を続けてはいられない。離婚を決意した2人だが、9歳の一人息子は、密かに泣いている。いよいよ、明日、離婚する、という夜、2人は、結婚前夜の事を思い出し・・・。しょーもない夫婦の、離婚寸前の物語。結局は、「子は鎹」というところか。それだけなら、暗い話?と思われそうだけれど、ミュージカル仕立てなので、明るい。絶対、別れないだろうなと、誰もが思うと思う。この夫婦が、離婚に発展する理由が弱い。浮気、暴力、浪費、ギャンブル、モラハラ・パワハラ、舅姑小姑親戚縁者の嫌がらせ、などが、何一つなく、ちょっとした言い争いの場面があるだけ。離婚は致し方ない。生きていれば、そういう事もあろう。ただ、これは映画なので、観る者に、「それは別れて当然よね、うんうん」という場面がないと、なんだか訳の分からない感じになってしまう。結局、夫の真の離婚理由は、「君の成功に嫉妬したから」だと。それから、似たような場面が多い。「え!? またそのエピソードに戻るの?」って感じで。一番可哀想なのは、それに振り回される、9歳の息子。息子は、母親に付いていくと、転校をせねばならない。仲のいい友達と離れたくないし、何より、彼は、父親も、母親も、大好きなのだ。結局、ハッピーエンドだけど、それじゃあ、胸を痛めた息子の涙は、一体なんだったんだ。評価 ★★★☆☆

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