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のんびり。

「再会」 

2022年09月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1953年/日本〕天涯孤独の娘・秋子(久我美子)は、将校である叔父の家で育った。従兄で憲兵の忠雄(三國連太郎)は、いつかは秋子を自分のものにしようと、狙っている。ある日、秋子は、日比谷公園の音楽堂で、修(森雅之)と出会った。互いに強く惹かれ合った二人は、音楽会の度に会うようになる。しかし、それを知った忠雄は、裏から手を回し、修は戦争に行くことになる。時が経ち。戦争は終わりを迎えるが、修が死んだものと誤解した秋子は、空襲で怪我をした、親友の田鶴子の面倒を見ながら暮らしていた。田鶴子の手術費用を捻出できず、困り果てた秋子は、街のボスの家を訪ね・・・。ヴィヴィアン・リーの「哀愁」の日本版みたいな物語なんだけど、三國連太郎さん演じる忠雄の嫌ったらしさには、虫唾が走るような思い。なにせ、この男は、ひとつ屋根の下で育った美しい久我美子さんを狙っていて、隙あらば、襲い掛かろうと思っている。で、久我さんと森雅之さんが愛し合っている事を知るや否や、憲兵という、自分の立場を利用して、森さんに召集令状を。さらに酷いのは、森さんの上官に、森さんの悪い噂を吹き込み、森さんは戦地で、いわれのないリンチを受けたりして、観ていて、胸が悪くなる。戦争って、爆弾を落とされたり、銃で撃ちあったり、そんな場面を思い浮かべがちだけど、それだけじゃない。そんな風に、なんの恨みもない人に対して、普通に殴ったり蹴ったり、精神的に追い込んだりできるようになるのも、戦争という、異常な環境にいるからこそで。それをしている人だって、元は普通の人だっただろうし、そしてまた日本に帰れば、戦地で自分がしてきたことは、封印して、普通に暮らしてゆくのだろう。戦争は狂気だ。久我さんは、ずっと、三國さんに幸せを邪魔されるのかと思って、暗い気持ちになっていたら、それからは解放される。それも凄い出来事で。不謹慎だけど、胸がすっとする。だけど、久我さんの悲しい運命はこの先。戦争さえなければ、と思わずにはいられない。評価 ★★★☆☆

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