メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

さと日記

北海道5日目A 

2022年08月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

100年塔までの1kmの曲がりくねった山道、急斜面を歩きます。    
車が自分を抜いていき、もう断念しようと思った、
その時です。

急斜面のカーブを自転車を押しながら青年が歩いてきました。     
30代後半でしょうか。
自転車に乗るには、急斜面なので、
自転車を押しながら歩いています。

ちょっと、イケメンの青年・・
街を歩いていたなら、接点などなく、話しかける事もありません。
ここでは、同じ目的を持つ同志のように思えて、
私の方から話しかけました。

私…「あと百年塔までどのくらい?
あまり遠ければ、やめようと思うのだけど」
青年…「あと1qだから、一緒に行きましょう。
僕も心細かったんです」

そんな遣り取りをして、一緒に二人で歩きました。
旅をして5日目、昨夜の宿からの一方的なキャンセルの事と、
宗谷岬のバス券飛んでいった事件と、
気が付いたら、彼に話をしていました。
ひとり旅ですから、誰かに言いたかったのかもしれませんね。

私より若い彼は、憮然とした顔つき、
何故それを僕に言う?みたいな顔つき、
それでも受け止めてくれて、話をしながら百年塔に到着。     

百年塔に上がると、サハリン、利尻、サロベツ湿原、
稚内市街、稚内より北の海が一望。
素晴らしい景色を見ながら、
やはり、ここまで来て良かったと思ったのでした。

一緒に歩いた青年とは、到着後は別行動も、
私は、これから稚内温泉行きバスに乗る予定、
そうこう、同時刻にそこを去る事になったのだけど、
帰りは別々に。
「さよなら〜」と、徒歩と自転車に分かれたのです。



拍手する


この記事はコメントを受け付けておりません

PR





上部へ