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酔いどれて思い出迷子
殿様
2022年08月13日
テーマ:テーマ無し
父母は同じ特別養護老人ホームに入所していました。ホールではいつも一緒でした。
父はかなり認知症が進んでいた。
母が先に他界した。
父には母の死を話さなかった。
施設の職員の方々には敬服します。実の家族であっても出来ぬような介護をしていただきました。
父は元気な頃、檀那寺(菩提寺)に出向き過去帳を調べ我が家の家系図を完成させた。
父の残してくれた家系図。手書きで、市販のノートに書き知るしたものです。いつか家系図ソフトを使って整理しようと思っています。
休みの日は、父の食事の手助けを心掛けました。入所者が多くて職員の方が大変そうでした。
父は、「いつもご苦労様です。」と、私に礼を言う…オヤジ、俺は息子だよ! そう思いながら、悲しく寂しくなる。
話しをしても繋がらない、
ただ、父を指差して『10代目殿様!』そして私自身を指差し『11代目若様!』と言うと 父は理解しているのかいつも笑ってくれた。
お盆の入りの日の朝 そんなことを思い出しました。
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